「全体を通しての感想ですが、清水女流王位が▲9三香打(81手目)と打ち
込んだ局面や甲斐女王が△7七香(94手目)と打ち込んだ局面が印象に残
りました。
まるで歩のように香を使うスピード感あふれる一手でした。途中△6八と、と
銀を取れる局面もありましたが一歩も渡せないため結局取れなかったという
のが、本局の難解さを物語る一コマだと思いました。
▲9三香と打ち込んだ局面は『最強の矛対最強の盾』と呼ぶのにふさわしい
局面ではないかと思いました。名局だったといます」(村田顕弘)。
ご観戦の皆様、本日は1日ありがとうございました。
(吟)