図の28手目△8五歩の局面で豊島七段が18分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲豊島51分、△丸山1時間3分。昼食の注文は豊島七段が冷やしやまかけそば(ほそ島や)、丸山九段はサバ塩焼き定食(みろく庵)でした。対局は13時に再開します。
(銀杏)
局面は27手目▲5八金右まで進みました(第1図)。第58期王座戦五番勝負第2局(2009年9月16日対局)▲羽生善治王座-△山崎隆之七段(現八段)戦と似ています。
ただし、▲羽生-△山崎戦は先手が棒銀にし、▲1五銀と出られないように△1四歩と受けたのを見て、先手が▲3六歩と突きました(第2図)。
本局は▲3六歩~▲3七銀と早繰り銀から棒銀にした(第3図)ため過程が異なります。そのため、先手は▲1五銀と出にくく(飛車のコビンが狙われやすい)、後手は△1四歩と受けずに対応できています。
もっというと、後手の角交換のタイミングは本局が4手目、▲羽生-△山崎戦は8手目でした。
時を経て、駒組みが工夫されていることが分かります。
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(多くの報道陣が取材する。豊島七段を取材するテレビカメラも。今回の特集は、東海テレビ「スーパーニュース」で8月21日18時15分ごろから放映予定)