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第62期王座戦挑戦者決定戦

2014年7月29日 (火)

夕食休憩

20140729_46

図の46手目△3六銀不成に豊島七段が12分使ったところで18時10分になり、夕食休憩に入りました。消費時間は▲豊島3時間19分、△丸山3時間34分。夕食の注文は豊島七段がうな重・梅と肝吸い(ふじもと)、丸山九段はヒレカツ定食と赤だし(ふじもと)。対局再開は19時です。
(銀杏)

手が進む

20140729_40

17時31分、丸山九段が1時間54分の長考で36手目△2七角成を指したことにより局面が進みました。以下▲5六角△2六馬▲2四歩△3四歩で図です。これは控室でも検討されていた手順です。
(銀杏)

丸山九段熟考

20140729_monitor1 (17時15分ごろのモニターから見た対局室)20140729_hikaeshitsu3_2 (17時ごろの控室。松尾七段と勝又清和六段が検討している)20140729_sasaki1 (17時20分ごろ、佐々木勇気五段が来訪)
(銀杏)

控室の検討

20140729_35_3丸山九段の長考が続き、17時を過ぎました。控室では松尾歩七段が中心に検討されています。有力なのは(1)△2七角成▲5六角△2六馬▲2四歩△3四歩(参考1図)
(2)△同銀▲同飛△4三金右▲3七飛△2八角▲2四歩△同歩▲7一銀(参考2図)
(2)は先手指せそう。(1)が有力ではないかと言われています。



20140729_sanko1
20140729_sanko2_2



20140729_toyoshima6_2

鳩森神社 2

20140729_mizu(ひんやり)20140729_ajisai1(暑さに負けず)20140729_semi1 (セミ)20140729_fuji1 (東京都指定有形民俗文化財である千駄ヶ谷の富士塚)
(銀杏)

豊島七段の突進

20140729_35_2

豊島七段は52分の長考で35手目▲3四角を敢行しました。△2七角成が飛車銀両取りになるだけに強い手です。控室で「これは一気に激しくなるぞ」と言われています。検討されているのは△2七角成▲5六角△2六馬▲2四歩△同歩▲2二歩や△3四同銀▲同飛△4三金右▲3七飛△2八角です。控室の検討では先手が一気に攻め切るのは簡単ではなさそうですが、豊島七段の読みはいかに。 (銀杏)



20140729_maruyama5 (厳しい表情で駒を並べる丸山九段)

15時ごろの控室

20140729_miyata1 (宮田敦史六段来訪。控室にある将棋年鑑を読む)

20140729_miyata2 (宮田六段が読んでいたのは巻末の「棋士名鑑」のページ。棋士のアンケート回答が面白い)20140729_hikaeshitsu2 (青野九段と宮田六段の検討)
(銀杏)

鳩森神社

20140729_hatonomori2 20140729_hatonomori3

20140729_hatomori4 (鳩森神社の後ろは将棋会館)
(銀杏)

14時30分ごろの控室

午後になり、控室に棋士が訪れています。

20140729_aono1_2 (青野照市九段)20140729_hikaeshitsu1_2 (観戦記者の小暮克洋さんと検討する)

20140729_matsuo1 (松尾歩七段)
(銀杏)

命運懸けた角打ち

20140729_32丸山九段は32手目に△7四角と筋違い角を打ちました。不発に終わると、差がついてしまうので序盤の勝負手といえるでしょう。丸山九段の消費時間が比較的短いのである程度想定していたのかもしれません。
豊島七段がどう対応するか注目されます。



20140729_toyoshima5 (豊島七段熟考)
(銀杏)

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