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第62期王座戦挑戦者決定戦

2014年7月29日 (火)

長期戦の様相

20140729_92中盤のもみ合いが続いています。先手玉は入玉含みであり、長期戦の様相を呈しつつあります。相入玉の可能性もあるようです。
(銀杏)

差が詰まったか

20140729_80豊島七段が攻めていますが、丸山九段の受けが巧妙です。先手の攻め駒では後手陣を突破するだけの威力はなく、差が詰まっているのではないかといわれています。
(銀杏)


20140729_monitor2_2 (21時55分ごろのモニターからの対局室)

21時20分ごろの控室

20140729_hikaeshitsu6 (青野九段が控室に戻って検討に加わる)
(銀杏)

丸山九段の頑張り

20140729_70_2豊島七段は2筋に香を打って突破を狙いました。△3九銀▲3八飛△2八銀打が予想されていましたが、十数分考えた丸山九段は△2二銀と打って粘りました。 打ちにくいといわれていた手だったため、控室ではどよめきが起きましたが、自分からは崩れないという強い意志を感じる一手です。意外だったか、豊島七段が時間を使い、残り時間は1時間を切りました。
控室で有力視されているのは▲1五桂△1四銀▲1六歩。もう1枚銀を使わせて好機の▲2三桂成からの殺到を狙います。また、▲9一飛△7二馬▲9三飛成で▲4四歩△同銀▲2三桂成を狙う筋もあります。
(銀杏)

20140729_maruyama6 (粘る丸山九段)

先手駒得拡大

20140729_6720時15分ごろ、豊島七段は▲8一成銀と桂を取ったところです。桂香得と駒得を拡大させました。△8一同角に▲9一飛が厳しく、先手は駒得で十分とみられています。
実戦は△8一同角に豊島七段は▲2七香と打ちました。これには加藤九段が△3九銀▲3八飛△2八銀打と銀連打でどうかと指摘していました。
(銀杏)

20時の控室

20140729_fujikura1 (藤倉勇樹五段)20140729_hikaeshitsu5 (加藤九段と佐々木五段、藤倉五段と室谷女流初段が検討する)
(銀杏)

19時45分ごろの控室

20140729_sasaki2 (控室で検討する佐々木勇気五段)

20140729_kato1 (19時40分ごろ加藤一二三九段来訪)

20140729_hikaeshitsu4 (二人で検討)

20140729_muroya1 (加藤九段から数分後に室谷由紀女流初段が控室へ)
(銀杏)

後手の飛車を取れた

20140729_53夕食休憩後、▲3七歩△4五銀▲8三銀△6二飛▲4五角△同歩▲7一銀と進みました。以下△6一飛は▲7二銀不成なので、後手の飛車は取れています。
丸山九段は一方的に攻められると陣形差(囲いに入った先手玉と居玉の後手玉)が響いてしまいます。うまくまとめたいところ。後手は▲4五飛から▲8五飛のさばきにも気をつけたいところです。
丸山九段は△5四歩と突いて、2六馬を自陣に利かしました。▲6二銀成に△同馬が「馬は自陣に引け」です。
(銀杏)



20140729_toyoshima7 (昼食休憩から対局再開した後も豊島七段は熟考していた)

夕食休憩時の対局室

   v20140729_tokutai8

20140729_ban2 (46手目△3六銀不成で夕食休憩に)

20140729_yuu_2(東京夕景)
(銀杏)

対局者の夕食

20140729_unaju1 (豊島七段の注文はうな重の梅と肝吸い。本日は土用の丑の日)

20140729_hirekatsu (丸山九段はヒレカツ定食と赤だしを注文した)

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