第66期王将戦七番勝負第2局 Feed

2017年1月23日 (月)

Img_2207_k_iseki00 (今月某日撮影。田能資料館は遺跡と同じ敷地内にあり、多くの出土品が保存されている)

Img_2143_k_iseki02 田能遺跡では多くの人骨が発見されましたが、その中でも装飾品類がともに埋葬されているケースは珍しいとのこと。白銅製釧(赤い台に展示)と碧玉製管玉(写真左)は兵庫県指定文化財に登録されています。

Img_2149_k_iseki04 日本における銅剣は大陸より伝来し、九州地方や中国・四国地方に多く分布するといわれています。その鋳型(赤い台に展示。こちらも兵庫県指定文化財)が田能遺跡で出土されました。近畿地方では初めての発見ということで、周辺地域でも青銅器製作が行われていたと考えられています。

Img_2187_k_iseki06 (石包丁など)

Img_2161_k_iseki05 (棺桶)

Img_2130_k_iseki01 (田能遺跡に向かう途中、歩道にはこのようなパネルが)

Img_3715_1_ha01 (再開3分前。両対局者はまだ戻っていない)

Img_3720_1_ha02 (先に着座したのは郷田王将。じっと盤上に集中している)

Img_3734_1_ha03 (すぐに久保九段も現れた。こちらはアゴに手を添えて考えるポーズ)

Img_3739_1_ha04 (対局再開からまもなくして、手が進んだ)

_3012時30分、図の局面で久保九段が1分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲久保1時間26分、△郷田1時間43分。昼食の注文は郷田王将が「蟹いくら丼御膳」、久保九段が「鯖棒寿しとおろしそば御膳」。対局は13時30分に再開します。

Img_3664_1_hheya (昼食休憩中の対局室)

_20序盤戦、郷田王将は早めに△7四歩と突きました。こういった駒組みでは、先に△6二銀と上がることが多く、控室では郷田王将の趣向だといわれていました。

_2411時55分、落ち着いた組み合いになりつつあります。手番の久保九段はやや前傾姿勢で、手元で扇子をくるくると回しながら考慮を深めています。

尼崎市の北端に位置する弥生時代の遺跡で、国の史跡に指定されています。
工業用水園田配水場が隣接していますが、その建設工事中の1965年に弥生土器が発見され、遺跡の調査が始まりました。調査後は配水場建設のため遺跡を破壊する予定でしたが、尼崎市民が主となって保存運動が行われ、現在は一部が保存されています。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/gakusyu/104ama_tano/104tanoiseki.html

Img_2248_k_iseki10 (今月某日撮影。公園のような敷地だが、1周すると歴史が感じられる)

Img_2202_k_iseki11 (円形平地式住居。田能遺跡で発掘された住居跡を復元している)

Img_2239_k_iseki13 (方形堅穴住居。こちらは兵庫県加古郡播磨町にある大中遺跡の住居跡をモデルに復元された)

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10時30分、両対局者におやつが運ばれました。注文は、郷田王将が「amaとろっぷりん」、久保九段が「フルーツの盛り合わせ」。飲み物はどちらもホットコーヒーでした。
 

Img_3552_1_oyatu03 (郷田王将のおやつ)

Img_3546_1_oyatu04 (amaとろっぷりん)

Img_3565_1_oyatu01 (久保九段のおやつ)

Img_3557_1_oyatu02_2 (フルーツの盛り合わせ)
 
「amaとろっぷりん」は、都ホテルニューアルカイック内にある「ロビーラウンジ ザ・ラウンジ&ケーキショップ」の商品です。
 
【ロビーラウンジ ザ・ラウンジ&ケーキショップ】 http://www.miyakohotels.ne.jp/archaic/restaurant/list/lounge/index.html/

Img_3521_1_kita01 (控室の一角。独特な揮毫をしている棋士の姿が)

Img_3526_1_kita02 (詰将棋界にも造詣が深い北浜八段)

「切り取り線みたいって、神吉宏充七段にいわれるんですよ」(北浜八段)
「毛筆だとなかなか直線を引くのは難しいですからね」(桐山九段)
「筆ペンじゃないと、書いている途中で悲惨なことになります」(北浜八段)

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