第66期王将戦七番勝負第2局 Feed

2017年1月24日 (火)

Img_4617_e_heya00 (局後インタビューのあと、郷田王将は中空を見上げて静止)

Img_4641_e_kubo02 (久保九段は連勝で第3局を迎える)

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以上で七番勝負第2局のブログ更新をすべて終了致します。
ここまでご観覧いただき、誠にありがとうございました。

第3局以降も熱戦をお楽しみください。それでは失礼致します。

【久保利明九段】

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――本局を振り返って。
成算があったわけではなく、ちょっと分からなかったですね。

――控室では81手目▲1七玉で残しているのではと。
いやーしかし、ハッキリ勝ちという感じもしないので。代えて▲1八玉もあったと思いますし。

――どこで有利、または勝ちになったと感じましたか。
(98手目△3四玉のところで)△3二玉だと攻めが切れていた可能性もあるので、調べてみないと分からないですね。

――連勝となりました。第3局に向けて。
また一局一局をしっかりと指していきます。

【郷田真隆王将】

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――封じ手(49手目▲6九飛)は予想されていましたか。
▲7三角か▲6九飛のどちらかだと思いましたね。

――△8六歩が長考でした。成算はありましたか。
しょうがないかなぁと思って指していました。

――馬を交換したあたり(68手目△7五馬)ではどうですか。
よく分からなかったですね。単調に攻め合いすぎたかもしれません。しかし98手目△3四玉のところで△3二玉か、そうか、なるほど。本譜は▲2二銀不成が見えていませんでしたので。そうか……△3二玉はありましたかね。終盤は何かあったかもしれないですね。

――連敗となってしまいました。第3局に向けて。
一生懸命指していくしかないです。頑張ります。

_113第66期王将戦七番勝負第2局の▲久保利明九段-△郷田真隆王将戦は、久保九段の勝ちとなりました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲久保7時間59分、△郷田7時間59分(持ち時間各8時間)。第3局は2月1・2日(水・木)、栃木県大田原市「ホテル花月」にて行われます。

_81久保九段は残り時間37分の半分以上を費やして▲1七玉。「うお、上か、上のほうがいいのか」と盤面モニター前の面々から声が上がりました。代えて▲1八玉で先手優勢といわれていましたが、この▲1七玉も同様の狙いのようです。七番勝負第1局では、端玉に早逃げする妙手が水面下で存在しました。第2局でも端玉が勝敗を分かつポイントになりそうです。

Img_4330_z_kubo (久保九段が自玉の早逃げで、後手の攻めを許さない構えに)

【第66期王将戦七番勝負第1局 ▲郷田真隆王将-△久保利明九段戦】
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/170108.html

Img_2429_k_ebisu01 (今月某日撮影)

通称「尼のえべっさん」。阪神尼崎駅から西へ徒歩3分ほどに位置します。
醍醐天皇時代以前の創建であると伝承されています。古代の当神社は海辺に近く、漁業航海を守る神様としてえびす様は祀られてきました。商業、工業が発展したいまでは商売繁盛の神様として崇拝されています。
http://www.amaebisu.com/

Img_2456_k_ebisu05 (大鳥居。駅前の街中で存在感を放っている)

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Img_2436_k_ebisu03 (見ざる、言わざる、聞かざる)

Img_2441_k_ebisu04 (願かけ馬 勝馬)

_79継ぎ盤の検討で有力視されていた手が出ました。▲3一金打は、▲3二金引から後手玉を寄せる狙いですが、△5八とが△3九飛成の強襲を見た一着。しかしそこで▲1八玉の早逃げで先手が優勢だといわれています。それでも△3九飛成▲同金△同竜と踏み込むと、飛車を渡したことで▲3二金引△同銀▲同金△同玉▲4三銀△2一玉▲3一飛△同玉▲4一角成から後手玉が詰みます。

Img_4507_hikae_azuma (夕方から姿を見せた東和男八段)

Img_4535_hikae_tida (千田翔太六段は記者に現局面の読みを伝えている)

Img_4521_hikae_kiriyama (まもなくして立会人の桐山九段が継ぎ盤の前を離れ、控室の出入り口付近に移動した)

_73図の局面で△8二竜は、以下▲3二銀成△同銀▲4二金△3一銀▲3二金△同銀▲4二金△3一金▲5三銀と先手が絡んでいけば千日手になるとのことです。実戦は△6八との着手があり、継ぎ盤周りから「これは千日手にならんなー」の声が聞こえました。

Img_4501_hikae_inoue (棋戦によって指し直しの規定は違う。井上九段が千日手について確認していた)