以上で七番勝負第2局のブログ更新をすべて終了致します。
ここまでご観覧いただき、誠にありがとうございました。
第3局以降も熱戦をお楽しみください。それでは失礼致します。
【久保利明九段】
――本局を振り返って。
成算があったわけではなく、ちょっと分からなかったですね。
――控室では81手目▲1七玉で残しているのではと。
いやーしかし、ハッキリ勝ちという感じもしないので。代えて▲1八玉もあったと思いますし。
――どこで有利、または勝ちになったと感じましたか。
(98手目△3四玉のところで)△3二玉だと攻めが切れていた可能性もあるので、調べてみないと分からないですね。
――連勝となりました。第3局に向けて。
また一局一局をしっかりと指していきます。
【郷田真隆王将】
――封じ手(49手目▲6九飛)は予想されていましたか。
▲7三角か▲6九飛のどちらかだと思いましたね。
――△8六歩が長考でした。成算はありましたか。
しょうがないかなぁと思って指していました。
――馬を交換したあたり(68手目△7五馬)ではどうですか。
よく分からなかったですね。単調に攻め合いすぎたかもしれません。しかし98手目△3四玉のところで△3二玉か、そうか、なるほど。本譜は▲2二銀不成が見えていませんでしたので。そうか……△3二玉はありましたかね。終盤は何かあったかもしれないですね。
――連敗となってしまいました。第3局に向けて。
一生懸命指していくしかないです。頑張ります。
第66期王将戦七番勝負第2局の▲久保利明九段-△郷田真隆王将戦は、久保九段の勝ちとなりました。終局時刻は19時11分。消費時間は▲久保7時間59分、△郷田7時間59分(持ち時間各8時間)。第3局は2月1・2日(水・木)、栃木県大田原市「ホテル花月」にて行われます。
]]>90手目△2一玉の局面、両者の残り時間は2分ずつです。途中の85手目▲2五歩の評価が分かれており、ほぼ動かなくなっていた継ぎ盤が活気立ちました。
100手目△3二歩で郷田王将が一分将棋に突入しました。
久保九段は残り時間37分の半分以上を費やして▲1七玉。「うお、上か、上のほうがいいのか」と盤面モニター前の面々から声が上がりました。代えて▲1八玉で先手優勢といわれていましたが、この▲1七玉も同様の狙いのようです。七番勝負第1局では、端玉に早逃げする妙手が水面下で存在しました。第2局でも端玉が勝敗を分かつポイントになりそうです。
(久保九段が自玉の早逃げで、後手の攻めを許さない構えに)
【第66期王将戦七番勝負第1局 ▲郷田真隆王将-△久保利明九段戦】
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/170108.html
(今月某日撮影)
通称「尼のえべっさん」。阪神尼崎駅から西へ徒歩3分ほどに位置します。
醍醐天皇時代以前の創建であると伝承されています。古代の当神社は海辺に近く、漁業航海を守る神様としてえびす様は祀られてきました。商業、工業が発展したいまでは商売繁盛の神様として崇拝されています。
http://www.amaebisu.com/
継ぎ盤の検討で有力視されていた手が出ました。▲3一金打は、▲3二金引から後手玉を寄せる狙いですが、△5八とが△3九飛成の強襲を見た一着。しかしそこで▲1八玉の早逃げで先手が優勢だといわれています。それでも△3九飛成▲同金△同竜と踏み込むと、飛車を渡したことで▲3二金引△同銀▲同金△同玉▲4三銀△2一玉▲3一飛△同玉▲4一角成から後手玉が詰みます。
図の局面で△8二竜は、以下▲3二銀成△同銀▲4二金△3一銀▲3二金△同銀▲4二金△3一金▲5三銀と先手が絡んでいけば千日手になるとのことです。実戦は△6八との着手があり、継ぎ盤周りから「これは千日手にならんなー」の声が聞こえました。
]]>先ほど、現地大盤解説会が120名の定員に達しました。
ご来場いただいても入場できませんので、ご注意ください。