2021年1月

2021年1月30日 (土)

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渡辺王将が図の局面で1時間29分使って35手目を封じました。1日目の消費時間は▲渡辺4時間0分、△永瀬3時間43分。明日は9時から対局が再開されます。
副立会人・佐々木慎七段の封じ手予想は▲8二歩でした。「長考したことを考えると決断の一手を指す気がしますので▲8二歩を予想します。以下△9三桂に▲8一歩成△同銀▲7四歩△同歩▲7三角と進めば王手飛車で理想ですが、さすがにそうは進みません。▲7四歩に後手は△4二玉と上がって、▲7三歩成に△7六歩と反撃してどうか。先手はこの筋がダメなら別の手を考えることになります。▲6五桂や▲8二角など攻める手がうまくいかないようですと、▲8八銀と自陣に手を入れておくのも考えられます」(佐々木慎七段)

副立会の佐々木慎七段と周辺を散策しました。

Img_4452 芭蕉公園にて。

Img_4455 浄法寺桃雪邸跡。

Img_4458同じく正面から。

Img_4470 芭蕉の句碑「山も庭も 動き入るや 夏座敷」。

Img_4473 芭蕉の館にて。風景にとけこんでもらった。

Img_4475 ここにいます。

20210130a1図、永瀬王座が昼食休憩を挟む2時間17分の大長考で△6四角と打ちました。対して渡辺王将は43分の考慮で▲4六角と応じました。以下△4六同角▲同歩(2図)と進んでいます。後手としては1図から先手に▲4六歩の一手を指させた計算になります。この折衝が今後どう影響するのでしょうか。

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15時を回り、両対局者におやつが運ばれました。注文は渡辺王将が午前と同じ「苺(とちおとめ)ジュース」と「ブレンドコーヒー」、永瀬王座が「フルーツ盛り合わせ」、「苺(とちおとめ)ジュース」、「ブレンドコーヒー」、「抹茶」です。

Img_4449 「苺(とちおとめ)ジュース」と「ブレンドコーヒー」。

Img_4443 「苺(とちおとめ)ジュース」と「ブレンドコーヒー」、「抹茶」

Img_4446 フルーツ盛り合わせ。食べ物は対局者の控室に提供される。

王将戦が今期で70期の節目を迎えたことを記念して、主催のスポーツニッポン新聞社から記念誌『王将戦70年のあゆみ』が出版されました。クラウドファンディング「王将戦記念誌「70年のあゆみ」を出版するプロジェクト」によって制作されたもので、協力者には記念誌の他、『王将戦オリジナルフォトブック』、『クリアファイル』、『王将戦70期記念扇子』などが、支援金に応じて用意されます。また、記念誌と記念扇子は一般発売も予定されています。

【王将戦記念誌「70年のあゆみ」を出版するプロジェクト(終了)】
https://camp-fire.jp/projects/view/301815

Img_4365『王将戦70年のあゆみ』

Img_4367 第31期、大山康晴王将-中原誠二冠戦(肩書は当時)。

Img_4369 記念扇子。中央に本局の立会人を務める中村修九段(第35~36期王将)の名前がある。

Img_4371 クリアファイル。

Img_4373 反対の面は歴代王将の写真。

Img_4376 オリジナルフォトブック。

Img_4370 こちらは今期の記念扇子。

ホテル花月のすぐ脇を流れる那珂川は、栃木県那須郡那須町の那須岳を源流とし、茨城県を通って太平洋に注ぐ一級水系河川。清流で天然アユのメッカとして知られています。

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Img_4334 ホテル花月の裏手から河原に下りられるようになっている。

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Img_4357河原では野鳥が多く見られる。これはハクセキレイのようだ。

Img_4396 永瀬王座は再開の10分ほど前に戻っていた。

Img_4407 渡辺王将は再開の1分前に戻って来た。

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Img_4419 再開が告げられると永瀬王座はあぐらになってコーヒーを口にした。まだ長考する雰囲気だ。

2021013027図の局面で永瀬王座が34分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺1時間41分、△永瀬1時間34分。昼食の注文は渡辺王将が「与一和牛A5焼肉重」、永瀬王座が「特製・ビーフカレー」。対局は13時30分に再開します。

Img_4386 与一和牛A5焼肉重。

Img_4382 特製・ビーフカレー。