2019年1月
前夜祭(5)
前夜祭(4)
前夜祭(3)
(対局者・関係者紹介。左から青野照市九段、郷田九段、久保王将、渡辺明棋王、杉本昌七段、木村二段)
(掛川茶PRレディ、堀内爽加さんと松葉理沙さんから花束が贈呈された)
(決意表明 久保王将)
「私の掛川対局はこの10年で6回目になります。年末年始は王将戦に向けて勉強していました。渡辺棋王は最強の挑戦者だと思っています。私も40代に入りましたが、気持ちだけは若いつもりで頑張りたいと思います。去年は第1局でさんざんな目に遭いまして、早く終わってしまったのが心残りでした(13時57分に終局)。一生懸命やった結果ではありましたが、今回は熱のある対局を見せたいと思います。気合を入れて、いい棋譜を残せるように頑張ります」
「私は2015年以来、4年ぶりの王将戦七番勝負になります。掛川城のすぐ近くで、掛川深蒸し茶をいただきながら将棋を指すのは、贅沢な時間です。戻ってこられて、うれしく思います。久保王将とのタイトル戦は11年(棋王戦)以来、8年ぶりになりますが、今回は2日制でもありますし、当時とは違う将棋をファンの皆さまにお見せできればと思います。また、2日制の将棋を指すのは久しぶりなので、シリーズの前半のうちに感覚を取り戻せればと思います」
(写真=紋蛇、書き起こし=牛蒡)
前夜祭(2)
(共催者挨拶 松井三郎・掛川市長)
「掛川市で10回目の王将戦開催、これは市民12万人にとって大変な喜びであります。関係者の皆さまに心から厚くお礼申し上げます。『将棋のまち掛川』ということで、みんなが将棋を楽しむようなまちにしていきたい。久保王将と渡辺棋王には歴史の残る、素晴らしい対局を披露していただきたいと思います」
(共催者挨拶 伊藤勝英・掛川信用金庫理事長)
「掛川信用金庫は日本最古の信用金庫であり、本年11月に140周年を迎えます。日本でいちばん地域に役立つ信用金庫になるよう頑張ってまいります。掛川対局を見ていますと、棋士の皆さんの品格や風格をいつも感じます。もちろん才能は必要でしょうけども、人格も高くなければ大成しないのだろうと、つくづく感じます。掛川の子どもたちも、そうした大人になってほしいと願っています」
(写真=紋蛇、書き起こし=牛蒡)
前夜祭(1)
18時30分より、前夜祭が行われました。
(まずは、第6回掛川こども王将戦の表彰が行われた。各クラスの優勝者には、久保王将が揮毫した「王将」の優勝盾が贈られた)
(主催者挨拶 朝比奈豊・毎日新聞社代表取締役会長)
「将棋界の年明けを告げる王将戦が明日から始まります。掛川対局は10年目を迎えることができました。これも地元の皆さまのおかげです、ありがとうございます。掛川対局はいつも熱戦になります。今回もそうなりそうな熱気を感じております」
(主催者挨拶 河野俊史・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長)
「掛川対局が10年続いたのは掛川市の皆さまのおかげです。改めて敬意を表し、お祝い申し上げます。久保王将は振り飛車のスペシャリストです。渡辺棋王は昨年の棋王防衛や日本シリーズ優勝、順位戦もすでに昇級も決めるなど好調です。タイトルホルダー同士の激突ということで、皆さまの関心も高いシリーズになると思います」
(主催者挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長)
「いよいよ平成最後の王将戦が始まります。今期の王将リーグは大混戦でしたが、渡辺棋王が見事に挑戦権を獲得しました。絶好調の挑戦者という印象です。久保王将も年末から調子を上げ、王将戦に照準を合わせてきました。いまは8大タイトルを7人で分けあっています。今後の覇権争いの、その最初の一戦がこの七番勝負ではないかと思います」
(写真=紋蛇、書き起こし=牛蒡)
対局検分
第68期王将戦七番勝負第1局
久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する、第68期王将戦七番勝負。第1局は「掛川城 二の丸茶室」(静岡県掛川市)で開幕します。久保王将は防衛すれば3連覇、通算5期目の王将位獲得となります。渡辺明棋王は第62、63期の王将で、今回は5期ぶりの復位を目指します。
対局は1月13・14日にかけて、行われます。本局の立会人は郷田真隆九段、副立会人は杉本昌隆七段、記録は木村友亮二段(門倉啓太五段門下)が務めます。
【棋譜中継】
第68期王将戦七番勝負の棋譜中継は毎日新聞社特設サイトで行われています。下記のページからご覧ください。また、携帯アプリ「日本将棋連盟モバイル」でも中継しております。
【関連リンク】
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中継は棋譜・コメントを牛蒡、ブログを紋蛇が担当いたします。
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