有馬温泉周辺には多くの神社が建立されています。有馬温泉の中心に鎮座する湯泉神社は、有馬の氏神・温泉守護神として長い歴史を誇る神社です。主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、熊野久須美命(くまのくすみのみこと)の三柱で、有馬温泉の発見や発展に深く関わったと伝えられています。特に、子宝や子授けのご利益があることで全国から多くの参拝者が訪れ、温泉の安全や繁栄を祈願する「入初式」など伝統行事も受け継がれています。また、社殿には三羽のカラスの彫刻が施され、有馬温泉の起源を物語っています。湯泉神社は有馬温泉街の高台に位置し、周辺の散策とともに歴史や文化を感じられる場所です。
2025年7月
2025年7月16日 (水)
攻めの手がかり
2日目午後のおやつ
温泉
有馬温泉の「金の湯」は、日本有数の成分濃度を誇る含鉄ナトリウム塩化物強塩泉(高張性中性高温泉)です。湧出直後は無色透明ですが、鉄分が酸化することで赤褐色に変化し、「金泉」と呼ばれます。豊富な成分により、金泉は高い保温・保湿効果を持ち、冷え性や腰痛、筋肉痛、関節痛、リウマチなどの緩和に効果が期待されます。また、鉄分による貧血や婦人病の予防、皮膚疾患の改善、疲労回復や健康増進にも寄与します。「銀の湯」は、無色透明でさっぱりとした肌触りが特徴の公衆浴場です。泉質は二酸化炭素泉(炭酸泉)と放射能泉(ラジウム泉)の混合で、独自の効能を持っています。
中の坊瑞苑では、日本三古泉の名湯「金泉」と「銀泉」を楽しめます。館内には庭園を望む大浴場「瑞泉」やジャグジーつきの「爽泉」、予約制貸切風呂「寿泉」などがあり、一部客室には露天風呂も備わっています。また、四季の自然を感じながらくつろげる露天風呂や湯上がりサロンも人気です。