16時、図の局面での残り時間は▲清水女流六段38分、△渡部女流二段33分。しかしやはり互角のねじり合いが続いているようだ。
控室に鈴木環那女流二段、中倉宏美女流二段、島井咲緒里女流二段が来訪して継ぎ盤を囲む。女流棋士でにぎやかになってきた。
(左=中村真梨花女流三段、右=島井咲緒里女流二段)
(左=鈴木環那女流二段、右=中倉宏美女流二段)
(康太)
15時、佐藤康光九段と中村真梨花女流三段が控室に来訪し、しばらく談笑した。
(右奥=佐藤康光九段、左奥=中村真梨花女流三段)
(左=中村真梨花女流三段、右=山口恵梨子女流二段。依然控室はのんびりとしている。だが次第に検討にも熱が入ってくることだろう)
清水女流六段は3七銀を5五銀にぶつけ、駒をほぐしていく。中盤の競り合いだ。以下(1)△7五歩と(2)△8六歩が控室で検討され、どちらも有力のようだ。双方とも選択肢が多く、難しい局面とのこと。
14時を回り、山口恵梨子女流二段が控室に差し入れを持ってきてくれた。
(右手に持っているのは差し入れのポケモンのドーナツ。左手には小説版「りゅうおうのおしごと!」)
(14時すぎの控室。まだのんびりとした雰囲気だ)
鈴木九段に続き、控室に千田翔太六段が来訪。
(千田六段)
(すぐに鈴木九段と継ぎ盤を囲む)
再開後、渡部女流二段は角交換から△2七角と打ち込んだ。鈴木大介九段は「現局面から(1)▲2五飛△5四角成に▲3六角と合わせて指す順と、(2)▲3六歩△4九角成▲同玉△2四金と打たせて指す順のどちらも有力そうです。また、(3)単に▲3六角もあるかもしれません」と話す。先手に選択肢が多いところだが、まだ形勢に大きな差はないと解説してくれた。
(鈴木九段は「ここは清水さんは考えるのではないでしょうか」と予想する)
12時40分になり、対局が再開される。再開後の一手は△8八角成だった。
(渡部女流二段は再開後もしばらく読みを入れ、△8八角成を着手)
(清水女流六段はすぐに▲8八同銀と取り返す)
(再開後の特別対局室)
12時、図の局面まで渡部女流二段が25分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲清水女流六段42分、△渡部女流二段1時間0分。昼食の注文は渡部女流二段が上・親子丼(ほそ島や)、清水女流六段の注文はなかった。対局は12時40分に再開される。
(昼食休憩時の実際の盤面)
(昼食休憩時の特別対局室)
(本日の千駄ヶ谷は快晴)
(奥に見える赤い建物が将棋会館)
(鳩森神社の河津桜)
(先に入室したのは渡部女流二段)
(清水女流六段は9時50分に特別対局室に)
(駒を並べる清水女流六段)
(同じく渡部女流二段)
(清水女流六段はあまりの歩を駒袋に)
(駒を並べ終えたあと、振り駒が行われる)
(結果は歩が3枚。清水女流六段の先手番に決定)