局後インタビュー
(先勝した伊藤女流四段)
――63手目▲7七同金右のあたりの見解は。
伊藤 互いにいろいろな手があるので、難しいのかなと思っていました。
――67手目▲8三歩と垂らしたあたりは。
伊藤 ほかの手だとあまり自信が持てなくて。代えて▲4三歩成だと角筋が通ってきてしまうので。
――73手目▲3二銀で挟撃形になった。
伊藤 分からないまま指したのですけど、ほかに手が見えなくて消去法でした。
――77手目▲4四成銀はかなりの長考だった。
伊藤 結構先まで読める局面かなと思って。しっかり寄せられるかなと考えて時間を使いました。(一局を通して)ずっと難しかったです。
――次局に向けて。
伊藤 しっかり準備して臨めたらなと思います。
(敗れた福間女流王位)
――67手目▲8三歩と垂らされたあたりは。
福間 しっかり読めていなかった。角が捕まる手順になってしまったのでよくなかった。
――73手目▲3二銀のあたりの形勢判断は。
福間 ちょっと苦しくしてしまい、ダメにしてしまったかもと思っていました。(76手目△2六銀で斬り合う展開は)変化するのも難しかった。
――本局を振り返って。
福間 攻めをつなげる段階で読みが甘かった。反省点です。
――次局に向けて。
福間 気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
(虹)