« 対局再開 | メイン | 姫路市の街並み(1) »

2025年4月24日 (木)

緩急をつけた戦い

Img_9000(村山八段に、14時頃までの進行について振り返っていただいた)

「向かい飛車の対抗形はじっくりとした将棋になりやすく、両者が好む展開でもあったと思います。しかし駒組みが続くかなと見ていたところで40手目△8五歩と福間女流王位が動きました」

20250424_40

「△8五歩は手として成立していたと思います。手が広い中盤戦に入って、互いに攻守を交えた戦いになり、形勢もバランスが取れていた気がしますね。そのあたり、おふたりともさすがだなと感じました。そのあとポイントとなったのは60手目△8六銀と踏み込んだところで、代えて△5四金であればまだ穏やかだったと思います」

20250424_60

「以降は流れが激しくなります。緩急の織り交ぜ方が両者らしいです」

20250424_66

「66手目△4一飛に対して▲4三歩成ならば短期決戦で、早い終局もあるのかと思いましたが、実戦は▲8三歩という曲線的な手を選ばれましたね。相手に委ねるという感じの手です」

Img_8721(早い段階で戦いが始まり、目が離せない進行が続いている)

【直前に挑戦者交代、異例の女流王位戦 「中盤からのねじり合い見どころ」立会人の村山八段が展望|神戸新聞】
https://www.kobe-np.co.jp/news/culture/202504/0018907971.shtml

(虹)

カテゴリ

ブログ内検索

  • Loading
このサイト内に掲載の記事、写真などの一切の無断転載を禁じます。