終局直後
■勝った渡部愛女流二段へのインタビュー
--△5四歩から激しい展開になりました。仕掛けの分かれはどのように思われていましたか?
渡部 金が逆方向に行くので、それが失敗するとひどい展開になるんですが、本譜は耐えていたのかなと思います。両方の桂が跳んできて普通はまずいと思うんですが、何とか桂を取りきれる形を目指しました。
--△6六金という派手な手が出ましたが、心境はいかがでしたか?
渡部 ▲6六同歩と取らせて相手の大駒を負担にさせようと思っていました。ただ、形勢はわかりません。
--中終盤はどのような感想ですか。
渡部 もっと丁寧に決めなければいけなかったと思います。
--最後、勝ちを意識したのはどの辺りですか?
渡部 120手目で竜を取れた辺りです。
--△5四歩からの展開はいかがでしたか?
里見 まずまずかなと思っていたのですが、そのあとの指し方が少しよくなかったように思います。
--△6六金から受けの展開になりました。
里見 あまり考えていなかったです。穏やかに指す手がちょっとわかりませんでした。76手目の△1七歩成でハッキリ悪くなったので、その前にもう少し何とかしなければいけなかったと思います。
(対局終了後、すぐにインタビューが行われた)
(武蔵)