(扉が開いた!)
(さかさまになった天狗が出てきた)
(手には好物という「もち麦どら焼き」。福崎町の名産だ。人間界に降りてはいたずらをしていた天狗が、いたずら中に出会った柳田国男に与えられたもち麦どら焼きのおいしさに夢中になり、いつでも食べられるように小屋を建てたという)
(さかさまのまま何度も小屋を出たり入ったりするのは、どら焼きを食べているところを自慢するため)
(さんざんどら焼きを自慢した天狗は、満足げに小屋に帰っていった)
(天狗の小屋のすぐ近くに、柳田国男の生家がある)
以上で妖怪ツアーを終わります。
(翔)