【Twitter解説】佐藤和俊五段、長岡裕也五段の解説
長岡裕也>43手目▲3五歩の局面(左図)ですが、△2四飛は▲2六歩△4五歩に▲5五銀(右図)と出られ、飛車角の捌きが難しそうです。8六銀型が▲7五銀を含みにしているので、飛車が狭いですね。
佐藤和俊>44手目△3五同角(左図)は決断の一手ですね。△2四飛▲2六歩が普通ですがそこで指す手が難しく抑えこまれる可能性を危惧したのだと思います。やはり振り飛車側は抑えこまれて何もできなくなるのが駒損よりも怖いことです。
長岡裕也>46手目の局面(右図)は、先手が角、後手が銀と歩が2枚の交換なので、先手が少し駒得。ただ玉の堅さは後手が上。先手玉は特に飛車に弱い形なので注意が必要です。後手の飛車が捌けるかどうかが形勢の分かれ目になります。
(八雲)