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図は17時ごろの局面。角取りの先手でガッチリと△6三銀打。金銀二枚だった美濃囲いが、いつの間にか「ダイヤモンド美濃」と呼ばれる堅陣になっている。△3五桂は、東七段が「うへー。それは率が悪すぎるけどな」と驚いた手だが、こう進めば着実に先手陣に迫る「間違いの起きない手」に見えてくる。「そうか、どこまでいっても苦しいか」と佐藤八段。後手陣は鉄壁なので、あとは切れない攻めを続ければよい。甲斐女王、着実に、手堅い指し手を積み重ねる。そろそろゴールが見えてきただろうか……?
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