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12時10分、図の局面で羽生王座が41分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲糸谷56分、△羽生1時間52分。昼食の注文は羽生王座がグリルチキン(ライス付)とホットダージリンティー、糸谷八段がアメリカンクラブハウスサンドとアイスティー。対局は13時に再開します。
(羽生王座の注文)
(糸谷八段の注文)(虹)
東八段は「▲9八香なら△3五歩と突こうとしています」。以下、▲2六角には△3六歩▲3八飛△3二飛▲3六飛△3五歩▲3八飛△2二飛(変化図)と進めます。
「△7二銀と引くためには3七角に動いてもらわないといけないのですね。(実戦の35手目▲7八銀を見て)これでも△3五歩かもしれません」(稲葉八段)
(ねじりまんぼ。内部のレンガ構造がねじれている。対局前日の撮影なので、雨はほとんど降っていない)
(こちらは本日11時30分、外の様子。雨の勢いが増しており、一時は雷鳴も響いた)(虹)
11時頃、大盤解説会に出演する棋士たちが集合しました。今回は船江五段が主導して、西遊棋が運営を行います。
(船江五段。指導対局用の盤駒や抽選箱などを手分けして準備中)
(斎藤慎太郎六段)
(都成竜馬四段)
(北村桂香女流初段と和田あき女流初段)
(準備中の大盤解説会場)(虹)
(10時20分、観戦記を担当する若島氏が継ぎ盤前へ)
(続いて10時35分、大盤解説を担当する船江五段が来訪。関係者にあいさつをしてから継ぎ盤に向かうと、「前から思ってたんやけど……」と本局の戦型についてきり出す)(虹)
「△5四銀左▲3七角△4五銀▲2六飛△1五角という手を防ぎました。先手はできれば△5四歩と突いてほしいところで、それから▲3七角△4五歩ならば▲2六角が味のよい手になります」(稲葉八段)
(継ぎ盤前で検討する稲葉八段)
「急戦になりそうなところ、23手目▲6六歩で持久戦になりましたね。ここから互いの棋風でまったく違う展開になります」(桐山九段)「先手が穴熊を目指すなら、後手は速攻策に出ることになりそうです。ただ左美濃ぐらいなら、後手もじっくりと陣形を整えるんじゃないでしょうか。先手次第です」(稲葉八段)
(桐山九段は、近年の傾向を稲葉八段と話す)(虹)
(対局室「可楽庵」に続く道)
(虹)
(ウェスティン都ホテル京都)
地下鉄東西線蹴上駅から徒歩2分に位置する最高級ホテルです。外観は洋館ですが、敷地内には日本庭園(葵殿庭園と佳水園庭園。ともに京都市文化財)も作庭されています。2011年9月20日(火)、いまからちょうど5年前に第59期王座戦五番勝負第2局が同所で行われました(当時のブログ)。日時以外にも当時との共通点が多く、タイトル保持者は羽生王座、立会人は桐山九段、観戦記担当は若島氏、そして雨天でした。
(野鳥の森)
(対局開始の合図からすぐに初手▲7六歩を着手)
(ゆっくりと時間を掛けて△3四歩と応じた)
(桐山九段が、記録係の井田二段に声を掛ける)
(8時45分、先に姿を見せたのは糸谷八段)
(続いて羽生王座。8時52分の入室だった)
(しばらく間を置いてから、羽生王座が駒箱に手を伸ばした)(虹)