「△5四銀左▲3七角△4五銀▲2六飛△1五角という手を防ぎました。先手はできれば△5四歩と突いてほしいところで、それから▲3七角△4五歩ならば▲2六角が味のよい手になります」(稲葉八段)
(継ぎ盤前で検討する稲葉八段)
「急戦になりそうなところ、23手目▲6六歩で持久戦になりましたね。ここから互いの棋風でまったく違う展開になります」(桐山九段)
「先手が穴熊を目指すなら、後手は速攻策に出ることになりそうです。ただ左美濃ぐらいなら、後手もじっくりと陣形を整えるんじゃないでしょうか。先手次第です」(稲葉八段)
(桐山九段は、近年の傾向を稲葉八段と話す)
(虹)