もっと読む
« 意表の組み立て | メイン | 夕食休憩 »
伊藤叡王が長考して反撃に出ました。やはり玉頭を狙う▲5四歩です。以下△同歩に▲5三歩(57手目)とたたきました。大盤解説会の藤井猛九段は「間違えろの歩」と解説。応手が悩ましいというわけです。パッと見の形は△4一玉ですが、控室で検討すると△5一玉も有力とわかってきました。「居玉は避けよ」の格言に反する逃げ場所ですが、▲3四歩~▲3三歩成~▲3二とにすべて手抜きが利くため、激しい攻め合いで有利に働く可能性があります。
(文)