開幕戦はシンガポール
藤井聡太王座に伊藤匠叡王が挑戦する、第73期王座戦五番勝負が9月4日に開幕します。第1局の舞台は、シンガポール「アマラ・サンクチュアリ・セントーサ」。王座戦では23年ぶり、将棋界では2年ぶり26回目の海外対局が実現しました。
藤井王座と伊藤叡王が公式戦で対戦するのは、2024年の叡王戦五番勝負第5局以来のこと。伊藤がタイトルを初獲得し、藤井の八冠独占が崩れた大勝負から久々の対戦です。藤井王座が3連覇するのか、それとも伊藤叡王が自身初の二冠に輝くのか。今後の将棋界を占う重要な番勝負になるでしょう。
第1局は9月4日の午前9時(現地時間。日本時間は午前10時)に開始されます。持ち時間は各5時間(チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満での着手)。昼食休憩は12時10分から13時、夕食休憩は17時から17時30分。第1局の先後は振り駒で決定します。
立会人は佐藤康光九段、新聞解説は中村太地八段、記録係は齊藤優希四段、現地大盤解説会解説は森内俊之九段、聞き手は北尾まどか女流二段と和田はな女流1級が務めます。観戦記は野月浩貴八段が執筆します。
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【お知らせ】
シンガポールは、日本とマイナス1時間の時差があります。例えば、日本が午前11時のときはシンガポールだと午前10時です。
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(一行は2日朝にシンガポールに到着し、対局場に向かった。写真は対局場での藤井王座と立会人の佐藤康九段)
(紋蛇)