図は藤井王座が３四にいた金を４四に寄った局面。控室では△６三銀が予想されていましたが、久保九段は「それだと▲６五歩が嫌だったんでしょうね。ただ、金寄りは意外でした」とコメント。14時頃に控室を来訪した杉本昌隆八段も、「確かに、△６三銀だと確実に▲６五歩と突いてきそうですしね。ただ、この△４四金も指しにくそうな手でした」と同調しました。

（控室を来訪した杉本昌隆八段。藤井王座の師匠だ）

（潤）

14時、現地では大盤解説会が始まりました。

（紹介されステージに進む宮嶋四段と室田女流三段。宮嶋四段はやや緊張の面持ち）

（登壇後、「なんだか僕ですいません」と頭を下げる宮嶋四段）

（宮嶋四段は「相掛かりは練習将棋も含めて年４局ほどしか指さないのですが、伊藤叡王は忖度してくれませんでした」と、自虐を続ける）

（室田女流三段は宮嶋四段の自虐をやさしく拾っていた）

（平日にもかかわらず、多くのファンの方が会場に詰めかけていた）

（潤）

名古屋マリオットアソシアホテルの近郊を歩きました（撮影は昨日）。

（JR名古屋駅構内にある時計台）

（外に出て西に進むと、藤井王座とヴァイオリニストである葉加瀬太郎の看板が。両者は2023年に特別協賛である東海東京証券の親会社である東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社と広告出演契約を締結し共演している）

（名古屋ではお馴染み、アーケードに佇む女傑「ナナちゃん」）（誕生は1973年4月で、行方九段と同学年。身長は６メートル10センチ）

（ホテルを撮っていると、遭遇すると幸せになれるという「ドクターイエロー」にまさかの通過）

「ドクターイエロー」の正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。東海道・山陽新幹線の電気設備や軌道（線路）の状態を走りながら確認できる、「新幹線のお医者さん」のような存在で、鉄道ファンにも人気だ。ただ、老朽化に伴い、残っていた２本のうち今年１月に１本が検測運転を終了。残るはこの1本のみで、2027年以降には検測を終えて見られなくなる。いまは10日に１度程度のペースで不定期に検測走行しているとのことだ。

（潤）

続いて、ホテルタワー内を紹介します。

（51階にあるスカイバンケット。52階の最上階にはフレンチレストランやスカイレストランがある。写真は昨日16時頃の様子で、夜にはバーに様変わりするとのこと）

（無数のアルコールが並んでいた）

（やはり景色の見れる窓際が人気だ）

（こちらは夜になると用いられるワインバー用の一室）

（店から出るとオシャレなエレベーターホールが目に飛び込んできた）

（潤）

（13時になって対局が再開された）

（再開後も藤井王座は考え続ける）

（３分ほどして藤井王座が△１三同歩を着手した）

（12時50分、久保九段と関三段が対局室に入っていた）

（午前に開けられていた障子は閉じられている）

（12時56分、藤井王座が先に戻ってきた）

（伊藤叡王は12時58分に戻った）

（潤）

（昼食休憩時の盤面。▲１三歩成まで）

（昼食休憩時の対局室）

（対局室から望む窓外）

（先手玉、錦旗書）

（後手玉。児玉龍兒師作。駒は日本将棋連盟関西本部所有のもの）

（藤井王座の左側にはきれいに畳まれた羽織が置かれていた）

（右側にはフェイシャルペーパーの上にハンカチが載せられていた）

（潤）

（三河一色産うなぎのひつまぶしとウーロン茶）

（ひつまぶし）

（ひつまぶしにセットでついているわらび餅）

（ウーロン茶）

（潤）

図の61手目▲１三歩成の局面で昼食休憩に入りました。12時10分時点での消費時間は▲伊藤１時間14分、△藤井１時間54分。対局は13時再開です。対局者の昼食はともに「三河一色産うなぎのひつまぶし」と「ウーロン茶」でした。

（銀杏）

11時40分頃、控室に宮嶋健太四段が来訪。２日前に行われたSUNTORYオールスター東西対抗戦2025東京予選Ｂブロックにおいて優勝し、関係者から祝福を受けていました。

（行方九段から祝福を受ける宮嶋健太四段）

（潤）