図は14時35分頃の局面。
先手は49手目に▲6六歩と桂を取りにいき、以下△3五歩▲4六飛△4五歩▲4七飛と3~4筋では辛抱して図の局面を迎えました。控室では図から△3六歩が予想されています。先手は桂取りが受からず、▲6五歩は△3七歩成▲同飛△6六桂の反撃がきつく、先手が不利とみられています。そこで△3六歩には▲6七金と上がり、△3七歩成▲同飛△7五歩▲6五歩△7六桂▲同金△同歩▲7四桂(下図)が一例として並べられました。
互いに桂を打ち合う乱打戦の様相ですが、この変化も後手やや有利と見られています。
勝負どころを迎えて永瀬九段が時間を使っている。
(八雲)