（翔）

（翔）

（16時頃の関西将棋会館）

（１階のレストランイレブンは棋士御用達）

（夕方、影が長い）

（周辺の歩道は駐輪場としても整備されている）

（ＪＲ大阪環状線福島駅前。高架の環状線と並行して貨物列車用の線路が走っている）

（貨物列車の他に「関空特急はるか」も走っている）

（翔）

いったん局面が落ち着いて駒組みが続いていましたが、豊島七段が端から手を出しました。

数手進んで上の局面。先手は攻めを続けていかなければならないと見られています。

（控室に糸谷哲郎竜王が来訪。大盤解説会に出演する阿部隆八段と意見を交わす）

糸谷竜王「豊島七段側の主張点が見当たらず、後手がいいと思います」

（翔）

（16時頃の関西将棋会館道場。にぎわっていた）

（関西将棋会館の階段）

（５階から１階まで、ぐるぐると連なっている）

（翔）

（控室に畠山鎮七段が来訪）

畠山七段「私が奨励会幹事だった、佐藤１級、豊島３級の頃を思い出しますね。あの頃は糸谷３級をよく叱っていたものですが……。（以下、思い出話が続く）」

（やがて話題は現局面へ）

（下の参考１図と同じ盤面。先後逆）

畠山七段「（１）▲６六同銀には△６七角から馬を作りに行ったほうが（△５六飛よりも）いいと思います。以下（１－Ａ）▲５九金右には△５六角成▲７七銀△６六歩▲６三歩成（△同銀なら▲６八歩）に△６七歩成（参考１図）と踏み込めます」

「▲５九金右で（１－Ｂ）▲５八金右として、△５六角成▲７七銀△６六歩に、▲６八金上は△５五馬▲３七歩△６四馬（参考２図）も有力です」

「（２）▲７八銀△５六飛▲７七桂△６七角▲４五角（参考３図）は受け切る方針です。私ならこう指したいですね」

「（３）▲５八銀△５六飛▲７七桂（参考４図）も考えられますが、ちょっと先手陣が乱される印象です」

本譜は▲６六同銀～▲５八金右の（１－Ａ）の変化に進んでいます。

（検討する畠山鎮七段。（２）▲７八銀の手ごたえを確かめるように何度も銀を引いていた）

（参考４図の▲７七桂以下、△６七角と打ち込む変化も調べていた）

（翔）

再開直後に姿を見せなかった佐藤八段はその後13時10分頃に対局室に入りました。ただすぐには着手せず、長考に入りました。14時14分頃、佐藤八段の手が盤上に。指されたのは△６四歩でした。

先手にとってもっともまずい展開は▲６四同歩△８八角成▲同玉△６六歩▲同銀△５六飛▲５七銀上△同飛成▲同銀△５五角（参考図）の王手飛車取りです。

△６四歩（図）を取らない、▲５七銀上のところで▲７七銀と引くなどさまざまな変化が考えられます。昼食休憩を挟んでちょうど100分（１時間40分）の長考でした。

（翔）

（豊島将之七段）

（13時、対局再開が告げられる）

（ぐっと身を乗り出す豊島七段）

（佐藤天彦八段はこのあと10分ほどして、対局室に戻った模様だ）

（翔）

（12時45分、既に豊島七段は対局室に戻っていた）

（眼光鋭く盤面を見つめる）

（微動だにしない豊島七段）

（時折、表情が柔らかくなる）

（翔）

（昼食休憩の盤面）

（使われている駒は児玉龍兒さん作の源兵衛清安書）

（翔）