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2015年7月

2015年7月21日 (火)

後手が抜け出す

K94

22時頃の局面です。後手は△9七香成から上部脱出する展開になりそうで、一歩リードしたのではないかと言われています。△7七金と王手で開拓できるのも大きいです。

(翔)

21時半頃の棋士室

K83

408

(21時半頃の棋士室。星野良生四段らが検討に加わっている)

宮本四段「糸谷先生、形勢はどうですか」
糸谷竜王「ちゃんと指せば先手が勝っていると思います」
宮本四段「……では、ちゃんと指してください」

411

糸谷竜王「厳しいことをおっしゃいますね。えーっと……」

412

糸谷竜王「うーん……」

簡単には結論が出せない、混戦とのことです。

(翔)

21時頃の大盤解説会

400

(21時頃の大盤解説会)

398

(道場は営業終了。スタッフが全ての机といすを雑巾がけしている)

404

(お客さんが道場に贈ったというドライフラワー)

(翔)

先手が盛り返す

K77

検討陣は、先手がだいぶ盛り返してきたのではないかと見ています。図で△5五香が挟撃体制を築く手に見えますが、次の△5六香が甘く、▲7四歩~▲7三歩成の攻めが早いです。換えて△7六桂▲7四歩△8八桂成の上部開拓が検討されています。

389

(大盤解説会の休憩中に棋士室を訪れた阿部八段「お客さんはほとんど豊島さんの応援です。『後手がいい』と言っていたときは皆さんシュンとされていましたが、『景色が変わってきた』と言ったら皆さんの顔も明るくなってきました」)

(翔)

両者、残り1時間

K72

棋士室で検討している宮本広志四段は「後手がややいいかと思います。先手は寄せに行くと自玉への反動が大きく、かといってこれ以上堅くなるわけでもありません」と見解を述べました。

384

(検討する竹内四段と糸谷竜王。ふたりは森信雄七段門下の兄弟弟子で、同じ広島市出身)

(翔)

19時半頃の棋士室

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(竹内雄悟四段を中心とした検討)

373_2

(緊張感の中に和気あいあいとした空気が混じったやり取りが繰り広げられている)

(翔)

玉頭の戦い

K67

図は▲7六金と6七から上がった局面。玉頭で駒がぶつかりつつあります。
糸谷竜王は「△8四桂なら▲9五歩(△同玉は▲8六金上以下の詰み)があるので△9五香でしょうか。後手玉は▲8六桂や▲9五歩が打てる形にならないとなかなか寄りません」と後手持ちの見解です。

357

(コメントを寄せる糸谷哲郎竜王)

359

(ことばが淀みなく溢れ出る)

(翔)

大盤解説会

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(18時から大盤解説会が始まっている)

339

(阿部隆八段。「豊島七段はバランス型。佐藤八段とは対局したことがありませんが、受け将棋だと思います」)

350

(室田伊緒女流二段)

(翔)

夕食休憩時の関西将棋会館

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(夕食休憩の対局室)

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(夕食休憩の盤面。△7四金まで)

311

(佐藤玉は空中遊泳へ)

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(関西将棋会館の階段)

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(対局室の1つ下のフロアでは「レディースセミナー」の開講時間が近づいていた。講師はいずれも指導棋士の藤内忍五段と岡本洋介三段。「7月と8月は夏らしい服装でいきます!」 藤内五段の背中にはズバリ「愛」の1文字が入っている)

※レディースセミナーは通常は月曜日が開講日ですが、月曜日が祝日の週は火曜日に変更されるため、今日行われています。

(翔)

夕食休憩

K64

この局面で豊島七段が14分考えて18時10分からの夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島3時間16分、△佐藤3時間28分(持ち時間各5時間)。夕食の注文は両者ありませんでした。対局は19時に再開します。

(翔)

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