じっくりした指し手が続き、藤井九段は左美濃に組みました。その後、深浦王位が8筋、藤井九段が4筋の歩を突き上げたことにより、歩がぶつかってきました。図は33手目▲4五歩の局面。藤井九段は8筋の歩交換を許した代わりに4筋から反撃しました。△同歩▲同桂は両銀取りです。
図は14時20分現在の局面。22手目△4四歩まで進みました。△5三銀から△4四銀左とすれば、急戦の将棋になりそうでしたが、藤井九段は▲3七桂でけん制。深浦王位が△4四歩と止めたため、この後は持久戦調に進みそうです。 消費時間は藤井2時間10分、深浦1時間2分。藤井九段はここでさらに考えており、消費時間にかなりの差がついています。