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2010年7月

2010年7月30日 (金)

攻めを狙う藤井九段

Ouza20100730_35 図は35手目▲6五歩の局面。左美濃に組んだ藤井九段は、角筋を通して積極的に指し進めています。深浦王位はどのように対処するのか。現状は角の働きに差があります。下の図は相振り飛車風に35手目▲6五歩の局面を左右反転させたものです。


Ouza20100730sanko

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(再び控え室を訪れ、熱心に検討する上田女流二段)

歩がぶつかり始める

Ouza20100730_33 じっくりした指し手が続き、藤井九段は左美濃に組みました。その後、深浦王位が8筋、藤井九段が4筋の歩を突き上げたことにより、歩がぶつかってきました。図は33手目▲4五歩の局面。藤井九段は8筋の歩交換を許した代わりに4筋から反撃しました。△同歩▲同桂は両銀取りです。

午後の千駄ヶ谷 2

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(緑生い茂る鳩森神社)
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(セミが懸命に鳴いている)
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(ニャー)

午後の千駄ヶ谷

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(真夏の将棋会館。日差しが強い)
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(鳩森神社)
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(今日は鳩森神社で将棋の対抗戦が行われる)
20100730_hato
(鳩森神社のハト)

両者、腕組み

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(15時20分ごろ、腕組みして考える両対局者。藤井九段は外を眺めながら考えている)

15時15分ごろの控え室

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(田中寅彦九段と佐藤義則八段が控え室を訪れた。次いで、広瀬章人六段も控え室へ。広瀬六段は現在進行中の第51期王位戦で深浦王位に挑戦している)

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(田中九段、広瀬六段が継ぎ盤の駒を動かす)

14時20分の局面

Ouza20100730_22図は14時20分現在の局面。22手目△4四歩まで進みました。△5三銀から△4四銀左とすれば、急戦の将棋になりそうでしたが、藤井九段は▲3七桂でけん制。深浦王位が△4四歩と止めたため、この後は持久戦調に進みそうです。 消費時間は藤井2時間10分、深浦1時間2分。藤井九段はここでさらに考えており、消費時間にかなりの差がついています。

上田初美女流二段

20100730_ueda
(13時過ぎ、上田初美女流二段が控え室へ。棋譜を並べて進行を確認した)

本局使用の駒

本局で使用されている駒は敬師作の水無瀬書

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20100730_koma1

昼食休憩時の対局室

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(藤井九段側から見た盤面)
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(深浦王位から見た盤面)
20100730_soto
(昨日降っていた雨はやんでいる)

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