夕食休憩の間に、これまでの流れを振り返ってみましょう。藤井九段先手で始まった本局は矢倉模様の出だし。第1図は藤井九段が左美濃の骨組みを作ったところ。藤井九段は▲6八玉から▲7九玉と囲い、攻めを狙います。
第2図は深浦王位が8筋の歩を交換したところ。ここから藤井九段は▲4五歩△5二金▲6五歩と大きく陣形を広げて攻勢に出ました。夕食休憩の局面は先手の攻め、後手の受けという展開になっています(第3図)。
藤井九段が42手目△3一玉の局面で47分使って、18時10分になり夕食休憩に入りました。消費時間は藤井4時間10分、深浦2時間47分。対局は19時に再開されます。夕食の注文はともにありませんでした。
図は41手目▲4六銀の局面。藤井九段が勢いよく指し進めています。先手が好調に見えるという意見が出ています。