図は69手目▲6二歩まで。藤井九段は手裏剣を放ちました。△同角は▲3二金まで。△同飛も▲8四角が生じます。控え室では△4二玉の早逃げが検討されていますが、▲3三桂成△同桂▲3四銀成△同金▲5四銀(参考図)が▲2二飛成以下の詰めろと、6五金取りになっています。また、▲6二歩の効果で8二飛の横利きが止まっているのも大きいです。
図は63手目▲6六金まで。深浦王位の受けに対し、藤井九段は自陣の守り駒を攻めに活用していきます。藤井九段は決めに出たようです。
夕食休憩以降、直線的に指し手が進み、57手目▲2五歩まで進みました。△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△8五歩▲同歩△2五歩は▲同桂△8六歩▲3三桂成(参考図)で先手良しとのこと。深浦王位はほかの手段を探さないといけません。