第72期王将戦七番勝負第2局 Feed

2023年1月21日 (土)

定刻の9時に対局は開始されました。本局の先手は羽生九段です。

Kaishi01 (立会人の谷川十七世名人が対局開始を告げる)

Kaishi02 (開始の一礼)

Kaishi04 (羽生九段の初手は▲2六歩)

Kaishi06 (後手の藤井王将はお茶を飲み、手を拭いてから……)

Kaishi07 (△8四歩と同様に飛車先の歩を突いた)

おはようございます。本日の高槻市は晴れ。対局は9時に開始されます。本日のスケジュールは以下のとおりになっています。よろしくお願いいたします。

9:00 対局開始
10:30 午前のおやつ(別室に。飲料のみの場合は対局室に)
12:30 昼食休憩
13:00 現地大盤解説会開始(封じ手まで。事前申込者のみ)
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ(別室に。飲料のみの場合は対局室に)
18:00~ 封じ手

Asa01(芥川山城のほうを望む。朝はわずかに雪が舞っていた)

2023年1月20日 (金)

乾杯の挨拶から乾杯し、両対局者は前夜祭会場をあとにしました。

Ze26 (樽井弘三・高槻市教育委員会教育長)
「高槻では小学1年生の子どもたちに、高槻の間伐材で作った将棋の駒を渡している。教育委員会としても気合を入れて将棋文化の普及を進めていかなければいけないと決意を新たにしている」

Ze27 (乾杯!)

Ze28(乾杯すると両者降壇。そのまま退場の流れとなった)

このあとはマスク会食の食事となりました。以上で本日のアップを終了します。明日からの対局をお楽しみに。

Ze16(関係棋士登壇)

Ze18 (壇上に両対局者が残り、花束贈呈)

Ze20 (続いて記念品贈呈。プレゼンターは歓迎の挨拶を述べた濱田・金田両氏)

記念品は高槻産のヨシ(芦)を使ったトートバッグ、膝掛けなど。市内淀川河川敷の鵜殿地区のヨシ原のヨシは良質なことで知られています。続いて両対局者が抱負を述べました。

Ze22 (藤井聡太王将)
「第1局は難解な局面が続いた将棋で、8時間という長い持ち時間を使って考えることができ、充実感があった一局だった。明日からも一手一手しっかり考えて、作り上げていくような将棋にしたい。最後まで楽しんでいただけるような熱戦にできたら」

Ze24 (羽生善治九段)
「高槻市は3年前の王将戦のときに、少しだけ見学をさせていただいて、街をあげて将棋を盛り立てていただいていると感じ、今日も改めて強く思った。検分前には『しろあと歴史館』を見学させていただき、昔の将棋の駒などを見て、高槻という街と将棋は大きな縁があるのではないか、と感じた。第1局は結果としては残念な形で終わってしまったが、気持ちを切り替えて、皆様に楽しんでいただけるような面白い将棋を指せるように、全力を尽くしたい」

Ze30 (両対局者は壇上に残り、各テーブルの面々と記念撮影)

(書き起こし:武蔵)

主催者挨拶のあとは歓迎の挨拶に続きました。

Ze09 (濱田剛史・高槻市長)
「王将戦は長い歴史を持つ棋戦。棋界に残る名対局が繰り広げられ、私も一将棋ファンとしてとても好きな棋戦。市制80周年の節目の年に、棋界の頂点に立つおふたりの対戦が高槻市で開催されることを誇りに思う。高槻対局が名勝負になるように祈念したい」

Ze10(金田忠行・高槻市観光協会代表理事)
「世代を超えるスター同士の注目を集める対戦。前夜祭や大盤解説会の申し込み状況からも、高い人気がうかがえる。注目のおふたりをお迎えできるのは、将棋という伝統文化をさらに根づかせるうえで、大きなきっかけとなることは間違いない」

さらに来賓挨拶へと続きます。

Ze11 (山口重雄・高槻市議会議長)
「高槻市は棋士とゆかりの深い街で、大注目のタイトル戦が行われるのは大変名誉なこと。見る人の記憶に残る対局になることを期待する」

Ze12 (会場の外には高槻市のPRブースが設けられていた)

Ze13

Ze14

Ze15(人気漫画「将棋の渡辺くん」とのコラボ。モデルはもちろん!)

以下、高槻将棋まつりのチラシの記述より。
「将棋の渡辺くん」著者の伊奈めぐみ先生の夫は、タイトル保持者として何度も本市で対局された渡辺明名人であり、兄は高槻市在住の伊奈祐介七段です。高槻に関わりのある両棋士のご縁もあり、この度、「将棋の渡辺くん」と「将棋のまち高槻」のコラボが実現しました。

(書き起こし:武蔵)

18時からホテルアベストグランデ高槻で前夜祭が行われました。

Ze01 (前夜祭は着席形式)

Ze02 (お客さんが入り、その中を両対局者入場)

Ze04 (登壇。しかし……、)

Ze05(すぐさま着席。主催者挨拶へと続く)

Ze06 (丸山雅也・毎日新聞社取締役常務執行役員大阪本社代表)
「タイトル戦で初めて相まみえる、歴史に残る組み合わせとなった。今後の流れに大きな影響を与える第2局は、ますます注目が集まる。明日からのお二人の最高峰の戦いを楽しみたい」

Ze07 (樋口徹・スポーツニッポン新聞社取締役大阪本社代表)
「後世に語り継がれるであろう世紀の大一番が高槻市で開催され、いままでにないような盛り上がりを見せている。明日からの熱戦に期待したい」

Ze08(脇謙二・日本将棋連盟専務理事)
「少し時代が違うが、ふたりの対決は野球に例えるならば落合(博満)選手と大谷(翔平)選手が対決するようなもので、待望のビッグカードが実現した。全国の将棋ファンの方々とともに見守りたい」

(書き起こし:武蔵)

検分に続き、藤井王将、羽生九段の順で揮毫に臨みました。

Kigou01 (まずは藤井王将。力強い筆運び)

Kigou02_2 (書き上がり、関防印をギュッ)

Kigou03 (色紙にも揮毫した)

Kigou04 (続いて羽生九段)

Kigou05 (さすがに手慣れた様子で書いていく)

Kigou06(色紙には「泰然自若」)

Kigou07 (いっぱい書いた)

Kigou08(1枚を手に、マスクを取って記念撮影)

予定どおりに15時30分頃から検分が始まりました。正副立会人、記録係に加えて現地を訪れている日本将棋連盟専務理事の脇謙二九段も同席しています。

Kenbun01 (藤井王将、羽生九段の順に相次いで対局室に入った)

Kenbun02 (盤側は左から稲葉八段、谷川十七世名人、脇九段、折田五段)

Kenbun04(藤井王将が盤上に駒を散らす)

Kenbun06 (駒の感触を確かめる羽生九段)

Kenbun08(藤井王将から照明が明るすぎるとの指摘があった)

Kenbun10 (もとと比べて明るさを落として解決)

Kenbun12(検分終了の一礼)

藤井聡太王将(五冠)に永世王将の資格を持つ羽生善治九段が挑戦する、第72期ALSOK杯王将戦七番勝負(主催:毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、特別協賛:ALSOK、協賛:囲碁将棋チャンネル、立飛ホールディングス、inゼリー)は藤井王将が先勝。藤井王将が2連勝と走るのか、羽生九段が勝ってタイに戻すのか。第2局は1月21日(土)から22日(日)にかけて、「山水館」(大阪府高槻市)で行われます。先手は羽生九段。持ち時間は各8時間。対局開始は9時。1日目18時を過ぎると手番の棋士が次の手を封じ、2日目9時から指し継がれます。立会人は谷川浩司十七世名人、副立会人兼現地大盤解説会解説は稲葉陽八段、記録係は折田翔吾五段、大盤解説会聞き手は藤井奈々女流初段がそれぞれ務めます。

中継は棋譜・コメントを武蔵、ブログを飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

Tobira