第72期王将戦七番勝負第2局 Feed

2023年1月21日 (土)

現地大盤解説会は高槻現代劇場文化ホール3階レセプションルームで13時から始まりました。2日間とも事前申し込みのみの受付ですので、ご注意ください。

Ge (会場の高槻現代劇場文化ホール。敷地の入り口側にある)

Ooban1 (待望のカードとあってお客さんがぎっしり詰めかけた)

Ooban2 (解説は稲葉陽八段。副立会人も兼任)

Ousho202301210101_51図の局面が採り上げられ、△3一飛があって「少し先手の攻めが細そう」と解説されていました。少し進んで前稿の▲8二金が指されると、会場がどよめいたそうです。

Ooban3(聞き手は藤井奈々女流初段)

稲葉八段からは「『藤井さん』と呼ぶのでは分かりませんね」の発言もありました。藤井王将とは親戚関係ではありませんが、比べて少しだけお姉さんに当たります。

Ooban4 (帰り際に2階をのぞくと、第4回高槻こども王将戦の表彰式の最中だった)

Ousho202301210101_44昼食休憩明けの▲1三歩に対し、藤井王将は1時間22分の長考で△3三角と打ちました。
Ousho202301210101_58以下、飛車交換や角金交換の激しい順を経て上図から、控室では▲1五香△同角に▲1二歩や▲1四歩が検討されていたところ、羽生九段の手は思わぬところに伸びました。

Ousho202301210101_598二に金を打った狙いは▲7二金△同金▲5二飛を見せています。そこまで進めば詰めろ金取り。谷川十七世名人からは味のいい受け方が見えにくいとの発言がありました。

Habu02 (羽生九段は見えにくい金打ちを放った)

Settsu09 (オーバーハングした岩が目につく)

Settsu10

Settsu11 (美しい白滝を横目にさらに登る)

Se12_2

Settsu12 (登ったところから。この流れが白滝になる)

Settsu13 (おっと、落石・倒木地帯があった)

Settsu14 (迂回ルートが示されている)

Settsu15 (急な階段を登っていかなければ、宝はゲットできない)

山水館からそう遠くないところ、お宝写真が撮れそうな情報が入りました。午前中に早速、山水館を出発、道中の景色を撮りながらの散策です。山水館の前の道は最初は芥川沿い、下流に向かいます。

Settsu01(まずは山水館を出たところ。水面鏡の向こうに大岩がたたずむ)

Settsu02(大岩を横から。道は水面とは徐々に距離を取っていく)

Settsu03 (歓迎ののぼり。右奥、カーブミラーのところを折り返して上流側に向かう)

Settsu04 (上から振り返って。なかなか壮観)

Settsu05 (目指す地点は山口誓子の句碑の真上のほうにあるらしい)

Settsu06 (道はいったん下り、再び芥川の水面に近づいていく)

Settsu07

Settsu08

15時、両対局者に1日目午後のおやつが出されました。藤井王将はモンブランショコラとアイスティー。羽生九段は「はにたんどら焼き」とホットコーヒー。

Oyatsu08 (藤井王将のおやつ)

Oyatsu10 (見た目はモンブラン)

Oyatsu11 (羽生九段のおやつ)

Oyatsu13 (はにたんの絵に焼かれている)

JR高槻駅から北に500メートルほど、徒歩数分の位置に昼神車塚古墳があります。全長およそ60メートルの前方後円墳で、6世紀中頃までに造られたとされています。

Kuruma1 (柵で囲まれており、全貌までは見渡せない)

Kuruma2

Kuruma3(何種類かの埴輪が並んでいた。レプリカとはいえ、街中で見られるとは)

Kuruma4 (右端はツノ笛を吹く猟師)

Hiru12(先に手番の羽生九段が戻ってきた)

Hiru13 (折田五段が定刻になったことを告げている間に藤井王将も戻ってきた)

Hiru14 (盤の前に両者がそろう)

Hiru15

(羽生九段は指しそうな気配も見せたが、すぐには指さず)

13時35分になろうかという頃、撮影陣が控室に戻ってきたところで▲1三歩が指されました。

Ousho202301210101_43

1日目の昼食は藤井王将が「山水館自家製秘伝の出汁 キジうどん」(きのこ抜き)、羽生九段が「大阪人懐かしのトンテキ定食」です。

Hiru01 (藤井王将の昼食)

Hiru03 (名物のキジの入ったうどん)

Hiru05 (羽生九段の昼食)

Hiru07 (トンテキ)