異筋の金打ち 昼食休憩明けの▲1三歩に対し、藤井王将は1時間22分の長考で△3三角と打ちました。 以下、飛車交換や角金交換の激しい順を経て上図から、控室では▲1五香△同角に▲1二歩や▲1四歩が検討されていたところ、羽生九段の手は思わぬところに伸びました。 8二に金を打った狙いは▲7二金△同金▲5二飛を見せています。そこまで進めば詰めろ金取り。谷川十七世名人からは味のいい受け方が見えにくいとの発言がありました。 (羽生九段は見えにくい金打ちを放った)