第66期王将戦七番勝負第4局
2017年2月14日 (火)
2017年2月13日 (月)
封じ手
郷田王将が大長考の末に30手目を封じる
18時になり、図の局面から郷田王将が30手目を封じました。この1手に使った時間は2時間40分。消費時間は▲久保2時間46分、△郷田4時間58分。対局は明日の9時に再開されます。
大長考
大盤解説会(2)
大盤解説会(1)
意表の桂跳ね
図は△5五歩に対して久保九段が▲7七桂と跳ねた局面。△4五角で飛車の行き場がありませんが、堂々と桂を跳ねました。Twitter解説の西川和六段にとっても意外だったようです。
■Twitter解説■
西川和宏六段>▲7七桂ですか! これがさばきの手なのですね。(1)△4五角で手ができないかと思っていましたが、飛車を切って手を作っていけるということですね。さばきのアーティストがどのように手を作るのか楽しみです。(1)△4五角に▲5二飛成と切って、(A)△5二同金▲7一角△8四飛▲6二金△5三金▲5二歩は先手がやれそうです。途中、▲7一角に△7二飛も▲8二金△7一飛▲同金で、これも美濃囲いが堅く、先手が指せそうな気がします。(B)△5二同飛には▲6一角でしょうか。以下、△8二飛▲8三金△6二飛▲7二角成△同飛▲同金と進めたら先ほどと違い、4一金型が堅いので、これは後手を持ちたいです。▲5二飛成には(B)△同飛で難しいと思います。(1)△4五角以外に(2)△8八角も見えますが、▲5二飛成△同飛▲8九金△7七角成▲同銀△5七桂▲7九金左で先手がよさそうです。やはり(1)△4五角から勝負することを考えたいところです。郷田王将は一直線でよくなると見れば踏み込んでいく棋風だと思うので、(1)△4五角を中心に考えていると思います。(互角)