第66期王将戦七番勝負第4局 Feed

2017年2月14日 (火)

おはようございます。七番勝負第4局は2日目の朝を迎えました。現地の天候は晴れ模様。夜は雪が降っていたようです。

第2局は9時開始となります。本日もよろしくお願いします。

Photo (関係者が陣取る取材本部、お香「丸希」。対局室まで、歩いて3分ほどのところに位置している)

Photo_2 (地面は雪の降った面影が残っていた)

【本日のスケジュール】
8時50分頃:前日の指し手再現
9時前後:封じ手開封、対局再開
10時30分:午前のデザート
12時30分:昼食休憩
13時30分:対局再開
15時:午後のデザート
以降、終局まで。

2017年2月13日 (月)

Photo_114 (郷田王将が自室で封じる間、対局室で待つ久保九段と井上立会人)

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Photo_117 (西田三段は、対局中のような厳しい表情)

Photo_118 (18時10分ごろ、郷田王将が封じ手を済ませて対局室に戻ってきた)

Photo_119 (封じ手の入った封筒にサインする久保九段)

Photo_120 (封じ手の入った封筒が、郷田王将から井上立会人に手渡された)

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Photo_123 (駒を片付ける郷田王将)

Photo_124 (一礼を交わして1日目が終了した)

 

 

Photo_111 図は久保九段が▲7七桂と跳ねた局面。郷田王将はこの局面で2時間以上の大長考に入っています。17時20分ごろ、控室では△4五角の前に△8六歩▲同歩としてから△4五角が有力と見ていますが、このまま指さずに封じ手にするのではという予想が多くなってきました。

Photo_113 (昼食休憩後、頭を垂れて考える郷田王将)

 

Photo_102 (15時30分ごろの大盤解説会会場。60人以上の人が観戦に訪れていた)

Photo_103 (解説は井上九段、有森七段、古作アマが担当)

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Photo_105 (悩ましげな局面で壇上から出された助け舟の先は……)

Photo_106 (菅井七段に。解説をひとまず終え、客席で休憩中のときに師匠に捕まった)

Photo_110  (菅井七段の斜め前で、こちらも休憩中の室田女流二段)

Photo_109  (大盤解説会の次の一手正解者に贈られた色紙)

Photo_91 (大盤解説会が行われている「やかげ文化センター」。昨日は矢掛町主催のこども将棋王将戦が行われていた)

Photo_93 (学生たちによる手作り横断幕を掲げてのお出迎え)

Photo_95 (会場内では、矢掛にまつわる品々が販売されていた)

Photo_96 (階段を登ると、大盤解説会場にたどりつく)

 

 

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図は△5五歩に対して久保九段が▲7七桂と跳ねた局面。△4五角で飛車の行き場がありませんが、堂々と桂を跳ねました。Twitter解説の西川和六段にとっても意外だったようです。


■Twitter解説■
西川和宏六段>▲7七桂ですか! これがさばきの手なのですね。(1)△4五角で手ができないかと思っていましたが、飛車を切って手を作っていけるということですね。さばきのアーティストがどのように手を作るのか楽しみです。(1)△4五角に▲5二飛成と切って、(A)△5二同金▲7一角△8四飛▲6二金△5三金▲5二歩は先手がやれそうです。途中、▲7一角に△7二飛も▲8二金△7一飛▲同金で、これも美濃囲いが堅く、先手が指せそうな気がします。(B)△5二同飛には▲6一角でしょうか。以下、△8二飛▲8三金△6二飛▲7二角成△同飛▲同金と進めたら先ほどと違い、4一金型が堅いので、これは後手を持ちたいです。▲5二飛成には(B)△同飛で難しいと思います。(1)△4五角以外に(2)△8八角も見えますが、▲5二飛成△同飛▲8九金△7七角成▲同銀△5七桂▲7九金左で先手がよさそうです。やはり(1)△4五角から勝負することを考えたいところです。郷田王将は一直線でよくなると見れば踏み込んでいく棋風だと思うので、(1)△4五角を中心に考えていると思います。(互角)

15時になって両対局者に午後のおやつが運ばれました。郷田王将が焼饅頭「矢掛石」と柚子最中、飲み物はアイスレモンティー。久保九段ははちみつ入りロールケーキとアイスコーヒーをそれぞれ注文しています。

Photo_87 (郷田王将が頼んだ焼饅頭「矢掛石」と柚子最中、アイスレモンティー)

Photo_88 (久保九段ははちみつ入りロールケーキとアイスコーヒーを注文した)

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図は14時55分ごろの局面。郷田王将が△5五歩と打ち、久保九段の飛車が自陣に撤収する手を阻んだところです。次に△4五角と飛車を捕獲する手があります。忙しい久保九段は、どのような対抗策を見せるでしょうか。

Photo_90 (対局開始前の久保九段)

14時すぎ、控室に地元岡山県在住の有森浩三七段が来訪。続いてアマ強豪の古作登氏も姿を見せました。

Photo_81 (左から井上九段、有森七段、古作アマ、村田3級)

Photo_82 (有森浩三七段。今日、2月13日は誕生日だ)

Photo_83 (継ぎ盤では激しい変化を検討していた)

Photo_84 (「慶太、この手はなかったかな?」と、有森七段が話した手を着手する井上九段)

Photo_85 (「ええ手やないですかー」と、井上九段)

Photo_86 (有森七段の手土産。右が「大手まんじゅう」。左が「調布」。いずれも岡山市銘菓。