2023年1月

2023年1月21日 (土)

高槻市での対局は第68期から5年連続となりました。いずれも第2局で、対局場も山水館で統一されています。

Tm第2局で後手番の棋士は、先手番だった第1局はいずれも勝っていました。過去4年のうち3回は連勝スタートとなりましたが、今期はどうでしょうか。

Asa04 (高槻対局はコロナ禍前の第68期第2局から始まった)

Asa03 (対局者の入室を待つ。右端の記録係、折田五段も準備万端)

Asa05 (羽生九段が8時47分に入室すると、1分後に藤井王将が続いた)

Asa06 (両者着座の後、一礼)

Asa07 (藤井王将が駒を取り出す)

Asa08 (駒を並べる羽生九段)

Asa10 (駒を並べ終え、対局開始を待つ)

定刻の9時に対局は開始されました。本局の先手は羽生九段です。

Kaishi01 (立会人の谷川十七世名人が対局開始を告げる)

Kaishi02 (開始の一礼)

Kaishi04 (羽生九段の初手は▲2六歩)

Kaishi06 (後手の藤井王将はお茶を飲み、手を拭いてから……)

Kaishi07 (△8四歩と同様に飛車先の歩を突いた)

おはようございます。本日の高槻市は晴れ。対局は9時に開始されます。本日のスケジュールは以下のとおりになっています。よろしくお願いいたします。

9:00 対局開始
10:30 午前のおやつ(別室に。飲料のみの場合は対局室に)
12:30 昼食休憩
13:00 現地大盤解説会開始(封じ手まで。事前申込者のみ)
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ(別室に。飲料のみの場合は対局室に)
18:00~ 封じ手

Asa01(芥川山城のほうを望む。朝はわずかに雪が舞っていた)

2023年1月20日 (金)

乾杯の挨拶から乾杯し、両対局者は前夜祭会場をあとにしました。

Ze26 (樽井弘三・高槻市教育委員会教育長)
「高槻では小学1年生の子どもたちに、高槻の間伐材で作った将棋の駒を渡している。教育委員会としても気合を入れて将棋文化の普及を進めていかなければいけないと決意を新たにしている」

Ze27 (乾杯!)

Ze28(乾杯すると両者降壇。そのまま退場の流れとなった)

このあとはマスク会食の食事となりました。以上で本日のアップを終了します。明日からの対局をお楽しみに。

Ze16(関係棋士登壇)

Ze18 (壇上に両対局者が残り、花束贈呈)

Ze20 (続いて記念品贈呈。プレゼンターは歓迎の挨拶を述べた濱田・金田両氏)

記念品は高槻産のヨシ(芦)を使ったトートバッグ、膝掛けなど。市内淀川河川敷の鵜殿地区のヨシ原のヨシは良質なことで知られています。続いて両対局者が抱負を述べました。

Ze22 (藤井聡太王将)
「第1局は難解な局面が続いた将棋で、8時間という長い持ち時間を使って考えることができ、充実感があった一局だった。明日からも一手一手しっかり考えて、作り上げていくような将棋にしたい。最後まで楽しんでいただけるような熱戦にできたら」

Ze24 (羽生善治九段)
「高槻市は3年前の王将戦のときに、少しだけ見学をさせていただいて、街をあげて将棋を盛り立てていただいていると感じ、今日も改めて強く思った。検分前には『しろあと歴史館』を見学させていただき、昔の将棋の駒などを見て、高槻という街と将棋は大きな縁があるのではないか、と感じた。第1局は結果としては残念な形で終わってしまったが、気持ちを切り替えて、皆様に楽しんでいただけるような面白い将棋を指せるように、全力を尽くしたい」

Ze30 (両対局者は壇上に残り、各テーブルの面々と記念撮影)

(書き起こし:武蔵)

主催者挨拶のあとは歓迎の挨拶に続きました。

Ze09 (濱田剛史・高槻市長)
「王将戦は長い歴史を持つ棋戦。棋界に残る名対局が繰り広げられ、私も一将棋ファンとしてとても好きな棋戦。市制80周年の節目の年に、棋界の頂点に立つおふたりの対戦が高槻市で開催されることを誇りに思う。高槻対局が名勝負になるように祈念したい」

Ze10(金田忠行・高槻市観光協会代表理事)
「世代を超えるスター同士の注目を集める対戦。前夜祭や大盤解説会の申し込み状況からも、高い人気がうかがえる。注目のおふたりをお迎えできるのは、将棋という伝統文化をさらに根づかせるうえで、大きなきっかけとなることは間違いない」

さらに来賓挨拶へと続きます。

Ze11 (山口重雄・高槻市議会議長)
「高槻市は棋士とゆかりの深い街で、大注目のタイトル戦が行われるのは大変名誉なこと。見る人の記憶に残る対局になることを期待する」

Ze12 (会場の外には高槻市のPRブースが設けられていた)

Ze13

Ze14

Ze15(人気漫画「将棋の渡辺くん」とのコラボ。モデルはもちろん!)

以下、高槻将棋まつりのチラシの記述より。
「将棋の渡辺くん」著者の伊奈めぐみ先生の夫は、タイトル保持者として何度も本市で対局された渡辺明名人であり、兄は高槻市在住の伊奈祐介七段です。高槻に関わりのある両棋士のご縁もあり、この度、「将棋の渡辺くん」と「将棋のまち高槻」のコラボが実現しました。

(書き起こし:武蔵)