久保王将、残り10分に 時刻はまもなく18時。図の△9四歩に6分使い、久保王将は残り10分になりました。渡辺棋王は残り45分。形勢は依然として先手よしのはずですが、控室ではまだ明快な決め方は発見されていません。田丸九段は、「こんなに難しくなるとは思わなかったなあ」と話しています。 (久保王将)
渡辺棋王が寄せの網を絞る 時刻は17時を過ぎました。渡辺棋王が攻め続け、局面ははっきり先手優勢になっています。図の▲5四桂は、▲7二銀成△同玉▲6一銀△8二玉▲8三香△同玉▲7二銀打△9四玉▲9五歩△同玉▲7七角以下の詰めろ。控室では、終局が近いかもしれないという声も出ています。 (久保王将。持ち前の粘りを発揮できるか)
派手な銀打ち 15時36分、渡辺棋王が47分の長考の末、▲6二銀とタダのところに持ち駒の銀を放り込む派手な一手を出しました。対して△6二同金なら、以下は▲7一銀△8三玉▲9二飛成△同玉▲6二銀成と、先手が飛車を切って小駒での寄せを目指す進行が予想されるところ。先手は玉形が安定している点が強みといえます。 (強手を放った渡辺棋王) (久保王将はどう応じるか)
消費時間が並ぶ 図は15時20分過ぎの局面。渡辺棋王が30分以上、手を止めています。1日目が終わった段階では久保王将が1時間30分ほど多く使っていましたが、ここで両者の消費時間はともに6時間20分前後となり、ほぼ並びました。 (熟考する渡辺棋王。よい手順はあるか) (控室にケーキが届けられた。とちおとめのショートケーキ、いちごのタルト、ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキ、和栗のモンブラン) (大量のとちおとめも)
2日目午後のおやつ 15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。注文はともに「とちおとめのショートケーキ、ブレンドコーヒー」。昨日の午後のおやつと同じ選択です。久保王将は昨日は「フレッシュオレンジジュース」もつけていましたが、今日はそちらは頼んでいません。
雲厳寺 雲厳寺(うんがんじ)は12世紀に開創された臨済宗妙心寺派のお寺で、禅宗の日本四大道場の一つです。ホテル花月からは車で20分ほどでいくことができます。 (森閑とした空気の中に禅寺が佇む) (美しい朱塗りの反り橋) (橋からの眺め) (石段を昇った先に山門がある) (簡素ながら堂々とした外観の仏殿) (御本尊の釈迦牟尼仏)