2019年1月

2019年1月13日 (日)

王将戦といえば、個性的な記念写真が恒例です。対局前日には、戦国武将の甲冑を着て、掛川茶PRレディ、「茶のみやきんじろう」とカメラに収まりました。
勝者の記念写真は、2日目の翌日にスポーツニッポンに掲載される予定です。お楽しみに。

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前日、対局検分の前に第6回掛川こども王将戦の激励、視察が行われました。

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Dsc_8628(久保王将)
「私は4歳から将棋を始めて40年以上になりますが、いまでも将棋でわからないことがいっぱいあります。指せば指すほど新しいことが出てきます。勝った人は次の試合も自信を持って臨んでください。負けた人は悔しいですけど、負けない人は一人もいませんから、また頑張れるようにどこが悪かったかを反省して次に向かっていってください」

Dsc_8630(渡辺明棋王)
「皆さんの将棋を見るのを楽しみにしてきました。明日からプロ棋士の王将戦が始まります。皆さんの「こども王将戦」に負けないように、こちらも頑張らないといけないと思っています。子どものうち指せば指すほど強くなります。本を読んだり、プロの将棋を見たりして、いろんな手を勉強してください」

(写真=紋蛇、書き起こし=牛蒡)

30角交換から駒組みが進み、持久戦になっています。図は△2一飛と2筋歩交換を消したところ。互いに手を出しにくく、千日手も視野に入れた駆け引きが続きそうです。

Dsc_8993(「近年、稀にみるスローペースだね。僕も結構、考える時間は長いと思うけど(笑)」と郷田九段)

掛川市は静岡県中西部の都市。東海道の主要な宿場町として古くから栄えました。温暖な気候で、お茶やバラが全国トップクラスの生産量を誇り、メロンやイチゴ、トマトなども特産品です。
王将戦の掛川対局は2010年の第59期七番勝負第3局から始まって、今期で10年連続の開催になります。久保王将と渡辺明棋王の掛川対局は、以下の通りです(肩書・段位はいずれも当時)。

【久保王将の掛川対局の戦績】

2010年の第59期王将戦七番勝負第3局 ▲久保棋王-△羽生善治王将 (久保勝ち。シリーズは久保奪取)

2011年の第60期王将戦七番勝負第2局 ▲久保王将-△豊島将之六段 (豊島勝ち。シリーズは久保防衛)

2012年の第61期王将戦七番勝負第1局 ▲佐藤康九段-△久保王将 (佐藤勝ち。シリーズは佐藤奪す)

2017年の第66期王将戦七番勝負第1局 ▲郷田王将-△久保九段(久保勝ち。シリーズは久保奪取)

2018年の第67期王将戦七番勝負第1局 ▲久保王将-△豊島八段(豊島勝ち。シリーズは久保防衛)

【渡辺明棋王の掛川対局の戦績】

2013年の第62期王将戦七番勝負第1局 ▲佐藤康王将-△渡辺明竜王(渡辺勝ち、シリーズは渡辺奪取)

2014年の第63期王将戦七番勝負第1局 ▲渡辺明王将-△羽生善治三冠(渡辺勝ち。シリーズは渡辺防衛)

2015年の第64期王将戦七番勝負第1局 ▲渡辺明王将-△郷田九段(渡辺勝ち。シリーズは郷田奪取)

【静岡県掛川市 公式ホームページ】