（開封された封じ手。駒の動きをペンで示すのが慣例）

（立会人の郷田九段が封じ手を開封する）

（「封じ手は▲4五歩です」）

（渡辺明棋王が仕掛け、本格的な戦いが始まった）

（久保王将はどう迎え撃つか）

（久保王将、渡辺明棋王の順に入室。まずは駒を並べる）

（記録係の木村二段の読み上げに従って、１日目の指し手を再現する）

封じ手は▲４五歩。いよいよ、開戦です。

おはようございます。２日目のスケジュールは、以下の通りです。

【本日のスケジュール】
8:50頃から　前日の指し手再現～封じ手開封
9:00　２日目開始
10:30　おやつ
12:30～13:30　昼食休憩
15:00　おやつ
～終局

（久保王将。別室では、渡辺明棋王が封じ手を書いている）

（渡辺明棋王が封筒を久保王将に渡し、久保王将が封緘のサインを書き加える）

（渡辺明棋王が封じ手を郷田九段に預け、１日目が終了した）

王将戦第１局は渡辺棋王が43手目を封じて１日目が終了しました。43手目の考慮時間は24分。１日目の消費時間は、▲渡辺３時間55分、△久保３時間32分（持ち時間は各８時間）。対局は明日９時に再開されます。

封じる側が決まる18時まで、残り10分です。外は日が落ち、掛川城がライトアップされています。

17時20分過ぎ、杉本昌七段と郷田九段が大盤解説会に出演しました。まだ千日手が考えられる局面とあって、話題は千日手になったときの対応でした。

図は▲４八飛（45分の考慮）と回ったところ。▲４五歩の仕掛けを狙っていますが、△４一飛と備えられると、▲４五歩の攻めは逆用されかねないのでやりにくいです。△４一飛以下、先手が妥協するなら▲２八飛△２一飛▲４八飛△４一飛の千日手が浮かびます。
16時50分、久保王将が手を止めて、50分が経過しました。封じる側が決まる18時まで、残り１時間10分。そろそろ、封じ手を見据えた駆け引きが始まりそうです。