2017年1月

2017年1月23日 (月)

_3012時30分、図の局面で久保九段が1分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲久保1時間26分、△郷田1時間43分。昼食の注文は郷田王将が「蟹いくら丼御膳」、久保九段が「鯖棒寿しとおろしそば御膳」。対局は13時30分に再開します。

Img_3664_1_hheya (昼食休憩中の対局室)

_20序盤戦、郷田王将は早めに△7四歩と突きました。こういった駒組みでは、先に△6二銀と上がることが多く、控室では郷田王将の趣向だといわれていました。

_2411時55分、落ち着いた組み合いになりつつあります。手番の久保九段はやや前傾姿勢で、手元で扇子をくるくると回しながら考慮を深めています。

尼崎市の北端に位置する弥生時代の遺跡で、国の史跡に指定されています。
工業用水園田配水場が隣接していますが、その建設工事中の1965年に弥生土器が発見され、遺跡の調査が始まりました。調査後は配水場建設のため遺跡を破壊する予定でしたが、尼崎市民が主となって保存運動が行われ、現在は一部が保存されています。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/gakusyu/104ama_tano/104tanoiseki.html

Img_2248_k_iseki10 (今月某日撮影。公園のような敷地だが、1周すると歴史が感じられる)

Img_2202_k_iseki11 (円形平地式住居。田能遺跡で発掘された住居跡を復元している)

Img_2239_k_iseki13 (方形堅穴住居。こちらは兵庫県加古郡播磨町にある大中遺跡の住居跡をモデルに復元された)

Img_2266_k_iseki15

Img_2224_k_iseki12

10時30分、両対局者におやつが運ばれました。注文は、郷田王将が「amaとろっぷりん」、久保九段が「フルーツの盛り合わせ」。飲み物はどちらもホットコーヒーでした。
 

Img_3552_1_oyatu03 (郷田王将のおやつ)

Img_3546_1_oyatu04 (amaとろっぷりん)

Img_3565_1_oyatu01 (久保九段のおやつ)

Img_3557_1_oyatu02_2 (フルーツの盛り合わせ)
 
「amaとろっぷりん」は、都ホテルニューアルカイック内にある「ロビーラウンジ ザ・ラウンジ&ケーキショップ」の商品です。
 
【ロビーラウンジ ザ・ラウンジ&ケーキショップ】 http://www.miyakohotels.ne.jp/archaic/restaurant/list/lounge/index.html/

Img_3521_1_kita01 (控室の一角。独特な揮毫をしている棋士の姿が)

Img_3526_1_kita02 (詰将棋界にも造詣が深い北浜八段)

「切り取り線みたいって、神吉宏充七段にいわれるんですよ」(北浜八段)
「毛筆だとなかなか直線を引くのは難しいですからね」(桐山九段)
「筆ペンじゃないと、書いている途中で悲惨なことになります」(北浜八段)

Img_3529_1_kita03

_9初手は▲7八飛。控室の面々は「意表」という言葉を口々に告げました。
対局1日目Twitter解説の八代五段も同じ見解のようです。
時刻は9時50分。図の局面まで進んで、郷田王将が20分弱の考慮に沈んでいます。

Img_3514_1_kitahama (北浜八段は、笑顔を浮かべて盤面モニターを見ていた)

Img_3519_1_hikae_kiriyama (この出だしに桐山九段も思わず笑顔)
 
「先手は角交換(△7七角成)をやってこい、といっているわけですから。私が後手を持てば、やはりまず交換する変化から考えたくなりますね」(桐山九段)

Img_3382_1_a_ida3 (8時20分には記録係の井田明宏三段が準備を始めていた)

Img_3395_1_a_heya (関係者が続々と集まる)

Img_3397_1_a_kubo_nyu (8時44分、久保九段入室)

Img_3430_1_a_gouda_nyu (郷田王将は8時47分に姿を見せた)

Img_3439_1_a_heya_ryo (両者が出揃うと、まもなくして一礼。駒箱に手が伸びた)