平成7年に復元された掛川城の表玄関「大手門」。棟上のシャチ瓦が勇壮な構えだ。
歴代城主の中でも、豊臣秀吉の天下時代に城主となった山内一豊の存在は重要で、天守閣や大手門を築き、城下町の整備も行った。関ヶ原の合戦の後、一豊は出世して土佐に移ったため10年余りの掛川城主だったが、掛川の歴史に大きな足跡を残した。
掛川城前を流れる逆川。右奥に見えるのが掛川城。ちなみに「掛川」という川はない。
日本一の呼び声高い掛川の深蒸し茶。ピンからキリまであるが、手ごろなものもある。
山内一豊と妻のお千代。お千代が密かにたくわえていた黄金で、天下の名馬を買ったという内助の功の逸話がある。司馬遼太郎の小説「功名が辻」では、その馬で織田信長が催した馬揃えに出た一豊が信長の目に留まるというエピソードが、序盤の見どころのひとつだ。