第54期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年7月23日 (火)

午後から盛んに行われていた検討も一段落。
長考の応酬で盤上に動きがないため、継ぎ盤は一旦片づけられています。

28_1 (「週刊将棋」紙の最新号を手に取る井上九段。同じ関西本部所属の畠山鎮七段の記事に目を通している)

28_2 (小阪七段は一般紙に手を伸ばした)

(若葉)

27_1

図は15時頃の局面。
行方八段は1時間15分の長考で▲7九玉と寄りました。
「この瞬間は変な格好ですが▲6八銀がセットで好形になります。前に上がった銀を引くので手損ですが先手陣はまとめ易いのが主張です」(平藤七段のTwitter解説)

後手の狙いは△6五歩からの攻め。6三の地点がキズになるため、△6二金を入れるのかどうか、△7三桂が通るかどうかが焦点になるようです。いずれにせよ後手攻勢、先手守勢の展開になりそうで、井上九段は「後手も十分と言えるのではないでしょうか」との感想を残しました。

▲7九玉の局面で羽生王位が考えています。手元の時計で考慮時間はまもなく1時間を超えようとしています。対局再開から進んだ指し手はわずか4手です。

27_2

(若葉)

25_1 (中の坊瑞苑から徒歩5分のところにある神戸電鉄「有馬温泉」駅。神戸電鉄は神戸と神戸の北側を結ぶ線で、電車が六甲山を越えて山間を進むため、通常の電車よりも馬力が強いのだという。ちなみに有馬温泉駅は、毎日放送の人気番組「ロケみつ」の一コーナー「西日本横断ブログ旅」の出発地点だった)

25_2 (有馬温泉駅から関西将棋会館のある阪神電鉄「福島」駅までは970円)

25_3 (落ち着いた、風情のある街並み)

25_4 (控室から有馬の町を眺めると、そこかしこから湯気が上がっているのが見える。写真は「天神泉源」。中の坊瑞苑の温泉はここからお湯を引いているそうだ)

25_5 (有馬には3種類の泉質があり、大きく2つに分けて「金泉」と「銀泉」と呼ばれている。天神泉源から湧き出ているのはそのうちの金泉。鉄分と塩化ナトリウムが多く含まれているため、お湯の通り道は写真のように赤茶けている)

(若葉)

15時、両対局者に午後のおやつが出されました。
羽生王位に出されたのはホットレモンティーといちごショートケーキ、行方八段はトマトジュースとフルーツの盛り合わせでした。

26_1 (ホットレモンティーといちごショートケーキ)

26_2 (トマトジュースとフルーツ盛り合わせ)

26_3 (おやつを運ぶお二人)

(若葉)