第54期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年7月23日 (火)

対局再開を見届けて、井上九段が控室に戻ってきました。
「いたたた……」と腰をさする井上九段。
「今日の終わりまではなんとかがんばってや。あ、明日の朝は封じ手開けなあかんのか。ほな明日の昼まではがんばって」
井上九段にはっぱをかける小阪七段の表情からは笑顔がこぼれています。

午後に入って控室では本格的な検討が始まりました。
盤面中央で戦いが起こり、局面は中盤戦の入り口。
指し手の選択肢が多く、いくつもの変化が盤上に現れては消えていきます。
形勢はまだはっきりとはわからないようです。

23_1 (「行きますよー!」と小阪七段の座る後手陣に攻め込む井上九段。しばらく指し手が進められたが「絶対こうはならんやろな」と元の局面に戻された。小阪七段も「これはお互いに反省点が多かったんとちゃいますか」と苦笑い)

23_2 (森信七段が控室へ。検討に加わっている。森信七段は「将棋世界」誌で第2局の観戦記を担当するとのこと)

(若葉)

22_1 (定刻になっても両者は現れなかった)

22_2 (ほどなくして羽生王位が入室。「時間になっております」と記録係の荒木三段が声をかける)

22_3 (席に着いて羽生王位はすぐに△5六歩を着手)

22_4

(若葉)

1日目の昼食として両対局者に出されたのは肉うどんでした。
中の坊瑞苑ではおなじみの一品です。
おにぎりと天ぷらも付いていて、非常にボリュームがありました。

19_1 (対局者に出されたものと同じ肉うどん)

(若葉)

18_1

図の局面で昼食休憩となりました。
▲2八飛までの消費時間は▲行方43分、△羽生2時間30分。羽生王位は休憩までに32分考えました。
手の広い局面で、△6二金、△4五銀、△5六歩、△6四歩など前例の指し手も多岐に渡っています。後手にとっていろいろ工夫のしがいのある局面のようです。

対局再開は13時30分。羽生王位の手番で再開されます。

18_2

(若葉)