2021年7月

2021年7月13日 (火)

花月会館の最寄り駅が旭川駅です。函館本線の終点であり、宗谷本線(石北本線直通含む)と富良野線の起点。函館から旭川まで函館本線を使って移動するには5時間以上かかり、北海道の広さが実感できます。駅の近くには忠別川が流れ、緑豊かな広場もあって気持ちのいい空間が広がっています。

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王位戦の旭川対局は2016年の第57期七番勝負第3局以来、5年ぶりになります。第57期七番勝負は羽生善治王位に木村一基八段が挑戦したシリーズ(肩書は当時)でした。本局で立会人を務める広瀬八段は第51期の王位で札幌市出身。北海道研修会の幹事を務めています。聞き手の和田あき女流初段も札幌市出身、記録係の広森三段が旭川市出身と、北海道に縁のある関係者が多いです。旭川市内の道路標識からは稚内と名寄の文字を見つけました。広森三段の師匠である中座真七段が稚内市出身、石田直裕五段が名寄市出身です。

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花月会館から国道40号に沿って約10分ほど歩くと、石狩川に架かる旭橋が見えてきます。旭橋は旭川のシンボルとして親しまれている鋼鉄製のアーチ橋。1932年の完成当時から変わらない姿を保っており、「旭川八景」のひとつに数えられているほか、土木遺産、北海道遺産にも指定されています。近くでは橋を支える「沓(しゅう)」の台になる部材、沓座(しゅうざ)石を見ることができます。石は十勝産の花崗岩で、約120センチ四方、高さ約70センチの大きさ、約2.6トンの重さがあります。旭橋のスケールの大きさがよくわかります。

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