見解が分かれる
図の局面で、現地の検討とニコニコ生放送の森内俊之名人の見解が異なっています。
【現地…後手良し】
図から△6三歩で後手が指せると見られています。以下▲2三龍(詰めろ)には△6六桂(現地検討図)。

現地検討図から(1)▲6六同歩は△9四角(王手で▲6一金の詰みを消す)~△2三銀。
(2)他の応手は△6二玉で後手玉が安全になります。
【ニコニコ生放送…先手良し】
森内名人のコメント「△9四角▲7六歩の瞬間は後手がチャンスです。△3六飛▲3七香△5六飛▲5七歩△7六飛▲7七銀に△6六桂が必殺の狙いです。しかし▲4八玉(ニコニコ図)で先手が残していますかね」

どちらの見解がより正しいのでしょうか。
(翔)





図は79手目▲5四飛と羽生王座が切った局面。これも控え室では予想されていない手でした。残り時間は羽生40分、渡辺1時間0分。
△5四同歩は▲3一角△5一玉▲5三桂△3二銀▲4一桂成△同銀▲5三桂(参考1図)で寄り形。
△5四同銀に▲2二角△3二金▲3三歩(参考2図)などが検討されています。△5四同銀が本命のようです。
19時20分頃、▲3三桂が指されました。遊び駒になっている2二金に働きかけるため予想されていなかった、露骨な一手です。


18時、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲羽生3時間43分、△渡辺3時間39分(持ち時間5時間)。対局は19時に再開されます。






■Twitter解説■
ネット中継を見ると現地に居る棋士は先手持ちの評判ですが、(飛び入りゲストの上田女王も後手優勢の形勢判断で)私だけが後手持ちではなかったので安心しました。
【棋譜コメントより】
【棋譜コメントより】
他の変化も後手が指しやすくなる順が多いようで、控室では(3)△6二飛が最も有力視されている。「△6二飛はいい手ですね」と伊藤四段。「これは竜王好みの手ですね」(山崎七段)。

王手で先手玉のコビンをこじ開けようという一手で、▲同歩△8五角▲6七桂△6三歩▲4四飛△同銀▲同銀△3四銀(参考5図)▲5三桂成△同金▲同銀不成△3二玉▲4四銀成△3三金の進行が考えられる。こちらも難解。