図は79手目▲5四飛と羽生王座が切った局面。これも控え室では予想されていない手でした。残り時間は羽生40分、渡辺1時間0分。
桐山九段「飛車を切る前にいろいろ手がありそうなところで、いきなりの飛車切りは予想していなかったんじゃないでしょうか。第一感、この手では(攻めが)細いですからね」
△5四同歩は▲3一角△5一玉▲5三桂△3二銀▲4一桂成△同銀▲5三桂(参考1図)で寄り形。
△5四同銀に▲2二角△3二金▲3三歩(参考2図)などが検討されています。△5四同銀が本命のようです。
(9月某日、南禅寺境内にて)
(翔)