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第58期王座戦挑戦者決定戦

2010年7月30日 (金)

藤井九段の攻め続く

Ouza20100730_57 夕食休憩以降、直線的に指し手が進み、57手目▲2五歩まで進みました。△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△8五歩▲同歩△2五歩は▲同桂△8六歩▲3三桂成(参考図)で先手良しとのこと。深浦王位はほかの手段を探さないといけません。

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19時30分ごろのモニターの様子

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(深浦王位が56手目△2四同歩を着手する)

19時15分ごろの控え室

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(吉田正和四段が検討している。吉田四段は翌日の第59期王座戦一次予選で石橋幸緒女流四段と対戦する)
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(少しして千葉幸生五段も控え室を訪れた)

19時、対局再開。藤井九段▲5五銀を着手

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(19時に対局が再開されると、藤井九段はすぐに▲5五銀と指した)

夕食休憩時の局面までの流れ

Ouza20100730_15 夕食休憩の間に、これまでの流れを振り返ってみましょう。藤井九段先手で始まった本局は矢倉模様の出だし。第1図は藤井九段が左美濃の骨組みを作ったところ。藤井九段は▲6八玉から▲7九玉と囲い、攻めを狙います。

Ouza20100730_32 第2図は深浦王位が8筋の歩を交換したところ。ここから藤井九段は▲4五歩△5二金▲6五歩と大きく陣形を広げて攻勢に出ました。夕食休憩の局面は先手の攻め、後手の受けという展開になっています(第3図)。

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夕食休憩時の対局室

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(夕食休憩時の特別対局室)
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(藤井九段側から見た盤面。8八角が後手陣を射抜けるか)
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(深浦王位側から。がっちり総矢倉に組んで、藤井九段の攻めを迎え撃つ)
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(夕食休憩の局面までの棋譜)

夕食休憩

Ouza20100730_42_2 藤井九段が42手目△3一玉の局面で47分使って、18時10分になり夕食休憩に入りました。消費時間は藤井4時間10分、深浦2時間47分。対局は19時に再開されます。夕食の注文はともにありませんでした。

控え室の検討

Ouza20100730_42 図は42手目△3一玉の局面。佐々木慎五段、永瀬四段が検討しています。△3一玉以下▲5五銀△5四歩▲2四歩△同歩▲4四歩△同銀右▲同銀△同金▲2五歩(参考図)の進展が検討されています。しばらくして、参考図の▲2五歩では▲4五歩△5五金(△4三金引は▲4四銀)▲4四歩が勝ると分かりました。深浦王位は▲5五銀にどのような受けを用意しているのでしょうか。

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(佐々木五段、永瀬四段の検討風景)

先手好調か

Ouza20100730_41 図は41手目▲4六銀の局面。藤井九段が勢いよく指し進めています。先手が好調に見えるという意見が出ています。

17時の控え室

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(17時ごろの控え室。永瀬拓矢四段や奨励会員も検討に加わっている)

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