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2023年9月

2023年9月26日 (火)

検分

対局者がホテル入りを済ませ、検分が行われました。部屋の様子や、対局に使用する盤駒などの確認を行います。
Img_2125(永瀬拓矢王座)
Img_2128(藤井聡太竜王・名人)
Img_2138(日の入り具合をチェックする)
Img_2142(午前のみカーテンが開けられ、午後からは閉められる)
Img_2152(大きな問題はなく、スムーズに終了した)

(武蔵)

第3局は名古屋対局

永瀬拓矢王座に藤井聡太竜王・名人(七冠)が挑戦する第71期王座戦五番勝負は、どちらも1勝1敗で本局を迎えました。第3局は9月27日(水)に愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われます。
対局開始は9時。先手は藤井竜王・名人。持ち時間は各5時間(チェスクロック)で、使いきると1手60秒未満の着手となります。本局の立会人は谷川浩司十七世名人、日本経済新聞の新聞解説は北浜健介八段、現地大盤解説会(事前申込、締切済み)の解説は久保利明九段、ゲスト出演に杉本昌隆八段、大盤解説聞き手を中澤沙耶女流二段、記録係は榊大輝初段(久保九段門下)がそれぞれ務めます。観戦記は若島正さんが執筆します。

【日本経済新聞電子版】
https://r.nikkei.com/
【特別協賛:東海東京証券株式会社】
https://www.tokaitokyo.co.jp/
【棋譜ページ】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/71/ouza202309270101.html

インターネット中継は棋譜コメント入力を文、ブログを武蔵が担当します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

2023年9月12日 (火)

感想戦

Img_1960(両者は盤前に戻るや否や、要所との認識が一致していたであろう局面を再現した)

Img_1980

Img_2005

Img_1962

Img_1977

以上で第2局のブログ更新を終了致します。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。

第3局は9月27日(水)、愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われます。
どうぞお楽しみに。それでは失礼致します。

(虹)

両対局者、大盤解説会場へ

Img_1899(感想戦に戻る前に、将棋ファンの前に姿を見せた。最終盤の大盤解説を務めていた斎藤慎八段と冨田四段が迎える)

Img_1918(藤井竜王・名人はこのあと感想戦で調べるであろう局面に触れ、最後にファンに感謝の言葉を述べた)

Img_1935(永瀬王座も同様に)

両者は短時間だけあいさつを行い、すぐに対局室に戻っていきました。

(虹)

局後インタビュー

主催者によるインタビューが行われました。

Img_1850p(藤井聡太竜王・名人)

――本局を振り返って。
藤井 序盤は右玉にしてみましたが、その陣形をまとめるのに苦労したところが多かったのかなと思います。端を攻められたのが思っていた以上に厳しく、夕食休憩のあたりはハッキリと苦しくしてしまったと思っていました。そのあとは粘って難しくなったところもあったと思いますが、全体を通して苦しい局面が多かったです。

――どのあたりで勝ちになったか。
藤井 最後は分からなくて、点数で勝つ方針に切り替えました。6八金を取ったところ(194手目)で、おそらく駒が足りていそうかなと思っていました。

――シリーズは1勝1敗に。
藤井 改めての三番勝負となりましたので、気持ちを切り替えて第3局に臨みたいと思います。

Img_1858p(永瀬拓矢王座)

――本局を振り返って。
永瀬 優勢を意識はあまりしていなかったのですが、61手目▲4八角のところは打開自体はできていたのかなと。ただこちらも全体的に苦労している順が多いので、判断がよく分からなかったです。

――控室では121手目▲4一金に代えて▲4四馬が有望視されていた。
永瀬 △3三金が分からなかったのですけど……。

――次局に向けて。
永瀬 精一杯頑張りたいと思います。

(虹)

終局直後

Img_1846(200手超えの大熱戦。勝った藤井竜王・名人もさすがに疲れの色が濃厚だった)

Img_1873(永瀬王座は苦しい最終盤、凄まじい粘り腰だった。しかし逆転には及ばず)

Img_1876(このあとは主催者インタビュー、大盤解説会場でのあいさつ、感想戦と続く)

(虹)

藤井聡竜王・名人の勝利

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第71期王座戦五番勝負第2局、▲永瀬拓矢王座-△藤井聡太竜王・名人戦は、22時2分、214手で藤井聡竜王・名人の勝ちとなりました。消費時間は▲両者5時間0分(チェスクロック使用)。これでシリーズ成績は1勝1敗となりました。第3局は9月27日(水)に、愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で指されます。

(潤)

なおも粘る

20230912_187

藤井竜王・名人が寄せにいったところ、なんと相入玉模様に。ただし持将棋の点数計算において先手が足りないと控室ではいわれています。「しかし、これはもう投げませんよ」と勝又七段。対局が続く限り、何があるか分かりません。

Img_1836(対局室モニターの様子)

(虹)

逆転許さず、終局近し

20230912_168

永瀬王座が粘りに粘って、先手玉の上部開拓の準備を進めてきました。しかし藤井竜王・名人の端攻めが決まり、長い戦いに終止符が打たれようとしています。

Img_1831(盤面モニターに注目する棋士たち)

(虹)

後手優勢

20230912_144

難解なやり取りの中、先手が手損をしたということで後手優勢に。入玉が濃厚となりました。対する先手玉は上部に抜け出すのが難しく、ここで継ぎ盤検討はいったん終了となっています。

Img_1566(第1局を彷彿とさせる熱戦。今回は藤井竜王・名人が大きくリードした)

(虹)

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