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永瀬拓矢王座に藤井聡太竜王・名人(七冠)が挑戦する第71期王座戦五番勝負は、どちらも1勝1敗で本局を迎えました。第3局は9月27日(水)に愛知県名古屋市「名古屋マリオットアソシアホテル」で行われます。
対局開始は9時。先手は藤井竜王・名人。持ち時間は各5時間(チェスクロック)で、使いきると1手60秒未満の着手となります。本局の立会人は谷川浩司十七世名人、日本経済新聞の新聞解説は北浜健介八段、現地大盤解説会(事前申込、締切済み)の解説は久保利明九段、ゲスト出演に杉本昌隆八段、大盤解説聞き手を中澤沙耶女流二段、記録係は榊大輝初段(久保九段門下)がそれぞれ務めます。観戦記は若島正さんが執筆します。
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主催者によるインタビューが行われました。
(藤井聡太竜王・名人)
――本局を振り返って。
藤井 序盤は右玉にしてみましたが、その陣形をまとめるのに苦労したところが多かったのかなと思います。端を攻められたのが思っていた以上に厳しく、夕食休憩のあたりはハッキリと苦しくしてしまったと思っていました。そのあとは粘って難しくなったところもあったと思いますが、全体を通して苦しい局面が多かったです。
――どのあたりで勝ちになったか。
藤井 最後は分からなくて、点数で勝つ方針に切り替えました。6八金を取ったところ(194手目)で、おそらく駒が足りていそうかなと思っていました。
――シリーズは1勝1敗に。
藤井 改めての三番勝負となりましたので、気持ちを切り替えて第3局に臨みたいと思います。
(永瀬拓矢王座)
――本局を振り返って。
永瀬 優勢を意識はあまりしていなかったのですが、61手目▲4八角のところは打開自体はできていたのかなと。ただこちらも全体的に苦労している順が多いので、判断がよく分からなかったです。
――控室では121手目▲4一金に代えて▲4四馬が有望視されていた。
永瀬 △3三金が分からなかったのですけど……。
――次局に向けて。
永瀬 精一杯頑張りたいと思います。
(虹)