カテゴリ

« 観戦記は日本経済新聞で | メイン | ウェスティン都ホテル京都(1) »

2022年9月27日 (火)

手を止める挑戦者

2022092771上図▲3五角に本譜は△3四歩と打ちました。検討では△3四銀が有力視されており、▲6四歩なら△3五銀(変化図)が飛車に当たって先手を取れます。

2022092774本譜は△3四歩だったので、▲6四歩と強く取り込む余地が生まれました。実戦は▲6四歩以下、△3五歩▲3四歩と進んで、豊島九段は手を止めます。

2022092775△4五桂には▲3三銀が厳しい一打。逃げにくいのなら、△8七銀の攻め合いも考えられる局面です。面倒を見るか、攻め合うか、挑戦者はどのような方針を打ち出すでしょうか。

Img_2953(「緑があるのはいいねえ」と淡路九段)

(武蔵)

このサイトに掲載されている記事・イラスト・写真・商標等の無断転載を禁じます。