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2021年9月 1日 (水)

不気味な金打ち

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図は▲7四歩に△8三飛とかわしたところ。ここで驚愕の手が指されました。▲7三金です。

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歩が成りたい場所に虎の子の金を打ったのです。一見は筋が悪いので、とても考えにくい手でした。▲7三金に代えて▲7五桂もあっただけに、わざわざ凝った手を放ったのは練りに練った印象を受けます。どこまで研究で掘り下げたのか、何とも不気味です。

実戦は▲7三金以下△8一飛▲7二金△3一飛と進み、永瀬王座が手を止めています。

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先手は上部の手厚さ、そして後手の玉飛接近と壁銀の悪形が主張です。▲7三歩成だけでなく▲4四歩とプレッシャーをかける手も考えられます。

(紋蛇)

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