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2021年7月19日 (月)

終局直後

Img_6332 終局直後の様子。

Img_6325 勝って挑戦を決めた木村九段。

Img_6337 敗れた佐藤九段。

Img_6329 終局直後に両者にインタビューが行われた。

【木村九段の談話】
――本局を振り返ってください。
木村 難しくてよく分かりませんでした。
――形勢の流れはどのようなものでしたか。
木村 後手番としてはまあまあかと思ってたんですけど、結局、攻められることになったので、どうかなあと。
――勝ちになったと思ったのはどこでしょうか。
木村 (自玉が)詰まないかなあ、と思って。
――準決勝のあとには、「ラストチャンスだと思う」と話していました。王座挑戦を決めたいまの感想を教えてください。
木村 うれしいです。
――永瀬王座の印象と、五番勝負の意気込みを教えてください。
木村 充実している方なので、精一杯、体調も整えて頑張りたいです。

【佐藤九段の談話】
――本局を振り返ってください。
佐藤 苦しめの将棋で、ちょっと持ち直したかと思ったんですが、攻め急いでしまったかもしれません。
――持ち直したと思ったのはどの辺りでしょうか。
佐藤 桂を打って金銀を取れる形になったので(83手目▲6五桂打)、難しいかなと。
――1986年の大山康晴十五世名人以来となる現役の将棋連盟会長のタイトル戦登場が懸かっていましたが、届きませんでした。
佐藤 大山先生の記録は畏れ多いので全然意識してなかったんですけど、残念ですね。最後、もうちょっと最善を尽くしたかったです。
――AIでの研究が全盛の時代に、会長職に就きながらここまで勝ち上がったことは素晴らしいことだと思います。ご自身としてはいかがですか。
佐藤 自信はあるんですけど、いつも結果につながらなくて。久々にチャンスがきたと思ったんですけど。年はかなりいってますけど、まだまだ強くなれると思っています。ミスをなくすことが課題ですかね。

(八雲)(談話=睡蓮)

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