図は11時40分ごろの局面。横山七段にここまでの進行について聞きました。
「久保九段の▲7五歩(13手目)に永瀬王座は△5四歩(14手目)と応じました。互いに最強の手を指し、乱戦になっています。先手がゆっくりしていると後手がよくなるので、久保九段は▲7四歩(23手目、図)と動いていきました。このまま戦いに突入していくと思います。先手がさばくのは大変に見えますが、久保九段は気づきにくい攻めをつなげるのがうまく、永瀬王座は押さえ込みを好みます。互いの棋風がよく出ている局面です」
(横山七段)
(牛蒡)