（解説の阿久津八段）

（笑顔の中村桃女流初段）

（会場では対局室の様子が映し出されている。千日手が成立すると、指し直し局の初手を当てる、珍しい次の一手が出題されていた）

（吟）

（指し直し局、先手になった斎藤王座は▲７六歩を着手する）

（▲７六歩に永瀬叡王はすぐに△８四歩を着手しました）

（吟）

△６五角で同一局面４回となり千日手が成立しました。終局時刻は15時８分。消費時間は、▲永瀬叡王２時間46分、△斎藤王座２時間31分。指し直し局は30分後の15時38分に先後を入れ替えて、斎藤王座の先手で行われます。残り時間は千日手局を引き継ぎます。

（千日手成立直後の対局室）

（斎藤王座が対局室を出ると、永瀬叡王は抹茶に口をつけた）

（盤上に残ったままの駒。立会人の中村修九段の配慮で、少しでも早く、両対局者に自室で休んでもらおうということ。両対局者が退室したあと、記録係が駒を仕舞った）

（吟）

おやつは斎藤王座が「チーズケーキ」と「ホットコーヒー」。
永瀬叡王が「チョコレートケーキ」と「抹茶」。

（撮影用のおやつを前にする中村桃女流初段。大盤解説は佐々木大五段とバトンタッチ）

※対局者の食事やおやつは、撮影用に別注文したものです。

（吟）

図の局面は６五の角を△５四角と引いた局面です。▲４五銀△６五角▲５六銀△５四角▲４五銀で、千日手の可能性があります。△５四角と引いた局面は、後手から△３六歩と△７六歩の狙いがあります。

（現地では14時から大盤解説会が始まりました。すでに後方まで、お客さまが入っています）

（吟）

（本局で使用されている駒は静山作菱湖書。陣屋所蔵で、使いこまれて、いい飴色になっている）

（対局検分で出されたもう１組は影水作錦旗書の駒）

（こちらは盤の桐ぶた。大山康晴十五世名人の揮毫が入っている）

（昼食休憩時に撮影。玉には菱湖書と書体が書いてある）

（吟）

（再開前、対局室に戻る斎藤王座）

（再開直前の対局室）

（再開後の一手、▲４六銀を着手する永瀬叡王）

（▲４六銀に対して、手を止める斎藤王座）

（吟）

（朝は開いていた障子が、昼食休憩時には閉まっていた）

（下座から見た対局室）

（先手の永瀬叡王側から見た盤面。△５四角で昼食休憩に入りました）

（吟）

△５四角に永瀬叡王が１時間２分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬１時間21分、△斎藤１時間47分。対局は13時に再開されます。
昼食は、斎藤王座が「陣屋カレー（ビーフ）」、「アップルジュース」、「ウーロン茶」。永瀬叡王が「陣屋カレー（シーフード）」、「アイスコーヒー」、「グレープフルーツジュース」、「抹茶」。両者、陣屋の名物のカレーを注文した。

（こちらは斎藤王座が注文したものと同じセット）

（永瀬叡王はドリンクを３種類。カレーはシーフード）

（プリプリの海鮮が入った、シーフードカレー）

※対局者の食事やおやつは、撮影用に別注文したものです。

（吟）

（穏やかな表情で、池の鯉を眺める）

（過去の陣屋対局の写真を眺める。写真の中に、佐々木大五段は師匠の深浦康市九段の封じ手を見つける。封じ手は第50期王位戦七番勝負第６局、▲木村一基八段（現九段）－△深浦康市王位（現九段）戦のものだった）

（吟）